パナソニックは7月2日に、超高倍率ズームレンズ内蔵のコンパクトカメラ「FZ85D」を発表した。2017年発表のFZ85の後継モデルで、OLEDなどが最新のタイプにバージョンアップされた。
価格はオープンで予想価格は6万4400円、7月5日から予約開始、7月26日発売となる。
換算20mm~1200mmの60倍光学ズームレンズ搭載
EVFと背面液晶を刷新し
高倍率で便利な「ズームバック機能」も採用
FZ85Dの最大の特徴は、フルサイズ換算20mm~1200mmの60倍光学ズームレンズを搭載していることだ。開放F値は2.8~5.9で、最短撮影距離はワイド端で30cm、テレ端で1.5m、動画では1cmまで接近できる。レンズシフト式の手ブレ補正機能も内蔵する。
9面6枚の非球面レンズとEDレンズ3枚を含む12群14枚のレンズ構成に加え、「6群全可動レンズ」はズーム時に6群のレンズが動くことで、高倍率ズームと小型化、全域で高速AFを実現している。
新たに「ズームバック機能」を搭載し、望遠撮影時に被写体を見失ったとき、ワンボタンでズームアウトして被写体を素早く見つけることができる。見つけた被写体を画面中央の枠内の位置に合わせた後、ボタンから指を離すと元のズーム倍率に戻るようになっている。
搭載している撮像素子は1/2.3型の高感度MOSセンサーで1810万画素。静止画は4対3で最高4896×3672ドット、動画は最高4K30P(3840×2160ドット100Mbps)が撮影可能で、スローモーションはHDで毎秒120コマ、VGAで240コマが撮影できる。インターバル撮影とコマ撮りアニメ機能も内蔵する。
連写はメカシャッター、電子シャッターともに毎秒2コマ、6コマ、10コマが可能。専用ボタンをもつ4Kフォトモードでは秒間30コマの連写が可能となる。
ファインダーは刷新され、LUMIXのフルサイズミラーレスS5と同等になった。0.39型有機EL(OLED)ライブビューファインダーで4対3比率、236万ドット、視野率100%、倍率0.74倍(35mmフィルムカメラ換算)、視度調整付きだ。
背面液晶も新しくなり、3.0型TFT液晶で3対2比率、184万ドットでタッチパネルを搭載する。
記録メディアはSD/SDHC(UHS-1対応)/SDXC(UHS-1対応)カードで、インターフェースは新たにUSBタイプCとなり、USB 2.0(High Speed)対応だ。HDMIはタイプDを搭載する。
従来通り、22種類のクリエイティブコントロール、動画アクティブモード、120倍の超解像iAズーム、24種類のシーンガイド、カメラ内RAW現像も可能。本体サイズは130.2×94.3×125.2mmで使用時重量は640g。
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