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「OPPO Reno11 A」が日本発売! ベース(?)の海外版「Reno11 F 5G」との違いを調べた

2024年07月01日 12時00分更新

OPPO Reno 11 A

グローバル版にFeliCaを乗せてコストを抑えた
「OPPO Reno11 A」

 オウガ・ジャパンからOPPOブランドのスマートフォン「Reno11 A」が登場しました。前モデル「Reno9 A」からの後継機で、日本向けにローカライズされたカスタムモデルとなります。「Reno+数字+A」というモデル名も日本固有のものです。

 ところがこのReno11 Aは、グローバルで販売中の「Reno 11 F 5G」をベースにFeliCaや5Gバンドを変えた、同型モデルのようです。日本のOPPOのウェブページを見ると、以下の写真が表示されています。

OPPO Reno11 Aの日本のページ

 こちらは海外サイトのReno11 F 5G。構図も本体デザインもほぼ同じことがわかります。

グローバル版Reno 11 F 5Gのページ

 日本ではコーラルパープルとダークグリーンの2色展開。グローバルではオーシャンブルーも加わる3色展開です。試しに両モデルのコーラルパープルを並べてみました。同じですね。ただしよく見てみると、Reno11 Aのほうはカメラの横にFeliCaマークが見えます。このあたり、しっかり写真を入れ替えているのはさすがです。日本市場を重視していることがわかるでしょう。

左:Reno11 A。右:Reno11 F 5G

 このようにページに掲載される写真の構図が似ているだけならまだしも、ページの構成全体もほぼ同じにそろえているのは「OPPOの同じ(類似)型番のモデルなら、どの国のサイトを見ても同様の情報が見える」というグローバル統一フォーマットにしているからかもしれません。

 たとえばカメラの説明を見ると、写真は入れ替えていながらも構図は同じ。ちゃんと日本のページはFeliCaマークがちらりと見えるReno11 Aを使っています。

日本のページ。FeliCaマークが見える

グローバルページ

 両者のスペックは本体サイズもほかの性能も同一です。グローバルモデルにFeliCaを搭載して日本仕上げにするだけならば、ハードウェアの開発コストも抑えられます。その結果として日本向けの端末価格も抑えられ、日本のユーザーにはメリットがあるのです。前モデルのReno9 Aは日本独自のハード設計だったのですが、そのためスペックに不満が出る設計になってしまったのかもしれません。

グローバル版にFeliCa搭載ならコストは下げられる

 ただし、Reno11 Aはストレージが128GB、Reno11 F 5Gは256GBという違いがあります。このあたりはコストの差が出て仕方ないところでしょう。また、Reno11 Aのバンドがn1/n3/n28/n41/n77/n78と、グローバルモデルより少ないことは残念。日本向けにするならばn79を追加してほしかったとも思います。

 とはいえ、OPPOブランドの手頃な端末を今年も出してくれたことはありがたいですね。そろそろ「Find」シリーズのカメラフォンや折りたたみモデルなど、あっと驚かせてくれる端末を日本に投入することを期待しましょう。

OPPOの折りたたみも日本にほしい

山根博士のオフィシャルサイト

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