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ミドルクラスでは防水対応はやや軽視の傾向!? 夏に便利な格安の防水スマホはどれ?

2024年06月23日 12時00分更新

パフォーマンスを我慢すれば格安機でも防水防塵はある

 もう少し安く手に入る防水防塵性能が高い機種を探したが、少々パフォーマンスは落ちるものの、プロセッサにMediaTekのDimensity 700を使った機種ならば、いくつか該当する。

 その1台が、ZTEの新ブランド「nubia」の「Ivy」だ。残念ながらIP68ではないが、防塵がIP6X、防水がIPX5とIPX7(つまりIP67)となっている。長時間の水没には非対応だが、一時的な水没には対応しているのと「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」に対応しているので、まずは安心だろう。

防水スマホ

Y!mobileで販売されているLibero 5Gシリーズをベースにした「nubia Ivy」。そのためFeliCaやIP67の防水防塵をサポートしながら比較的安価だ

 このほかにもnubia Ivyの特徴としては、6GBメモリーを搭載していることも優位点。プロセッサの性能が低くてもメモリー量が多ければある程度のパフォーマンスアップは期待できるからだ。

 前述したAQUOS wishシリーズの最新モデル「AQUOS wish4」もDimensity 700に4GBメモリーとパフォーマンス的とやや厳しいが、防塵がIP6X、防水がIPX5とIPX8とIP68であることにうえ、「ハンドソープやアルコール除菌シートを使用してお手入れもできる」とうたっている。この点は、arrows We2も同様だ。

 また、旧機種にはなるが前述のmoto g52j 5Gはメモリー増量で8GBになった「II」が今でも販売中。Dimensity 700の2機種よりもパフォーマンスはわずかに上で、新しさはないがパフォーマンス優先で防水防塵機種が希望なら、本機種もありだろう。

円安や物価高騰の影響で、格安のスマートフォンは
価格維持してスペック抑えめ傾向

 以前とは違って、円安や物価の高騰でスマートフォンの値段が高くなりがちな今、メーカーは値上げをするのではなく、スペック見直しで価格を抑えているようにも見える。残念ながら今までと同じ性能のスマートフォンがほしいとなった場合、出費の増加は避けられそうにない状況でもある。

 それでもスマートフォンにかけるコストを安くしたいのならば、製品情報の収集を怠らないことと、特価情報を見逃さないこと。欲しいスマートフォンがあったのなら、格安SIMだけでなく大手キャリアやそのサブブランドの店頭特価などもチェックするといいだろう。

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