スピーカーから爆音が鳴る! EVでもエンジンのエモさが好きな人に
予想外にして、最大の驚きはアクセル開度に応じて、疑似エンジン音を発する「レコードモンツァ」です。スピーカーをボディー後方下部に装備したこと。ドアスピーカーから音を出すシステムの採用事例は多いですが、車両の外にスピーカーを配置し、そこから排気音を出すというのは、ちょっと記憶にありません。
これがかなり立派な音で、「アバルトって、こういう音するよね~!」と思わずニヤリ。こちらは停止時に設定画面から「表示→電気機能」からオンオフができ、オフにするとホントに静かな電気自動車になります。ちょっとメニュー階層が深いのが操作上の難点かなと。
充電ポートは見慣れない形状で驚き。これは北米仕様のCCS1という規格で、そのままでは日本標準のCHAdeMO規格の急速充電器は使えません。なので、本機ではCCS1→CHAdeMO変換アダプターを介して充電をします。これがただでさえ容量の少ないラゲッジスペースの、かなりの面積を占有する大きさ。そして結構重たかったりします。
アダプターの仕様は「500V、125A」ですので、最大62.5kWhまで対応可能。つまり日本で普及している50kWhタイプは問題ナシですが、それ以上の出力の急速充電器をつなげても、頭打ちになると思います(充電できないわけではありません)。
使い方にも作法があるようで、最初にアダプターを車両に取り付けてから、充電器からのケーブルを取り付けるのが無難のよう。というのも、最初に充電ケーブルとアダプターを取り付けてから車両に取り付けようとすると、かなり苦戦します。また、雨の日だとちょっと大変だなぁと思ったりも。
実際に使ってみたところ、メーターパネルに一瞬エラー表示が出てドキッとしたのですが、キチンと使えました。ただ、充電中の様子をチェックしようと車内のドアを開くと、時間の上に「ブレーキを踏みボタンを押してStart」の表示が重なり、時間が見えなくなるのはご愛敬かなと。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります