東急不動産ホールディングス(東急不動産HD)と傘のシェアリングサービス「アイカサ」を展開するNature Innovation Groupは6月19日、渋谷駅半径600mにコンビニの店舗数を越える100ヵ所以上で傘立てを設置する新規プロジェクト「傘のいらない街 渋谷」を開始することを発表した。
渋谷エリアでは、渋谷駅の半径600mにある東急不動産HDの所有する物件を中心に順次、100ヵ所以上のアイカサのスポットを設置する。
また、渋谷エリアで展開するオリジナルデザインの傘を制作。今回は、傘の取手も含め、クリアファイルをリサイクルして活用した2種類のオリジナルデザインの傘を作成する予定。
雨傘のデザインは、中央から、葉や生き物が飛び交い広がっていくイメージをシルエットイラストで表現。東急不動産の二階堂ふみさんが登場する企業CMを彷彿させるようなグリーンを活用したさわやかな傘に仕上げている。
晴雨兼用傘は、ビジネスシーンでも使いやすいように、ダークグレーをベースとしたデザインを採用。東急不動産HDのスローガンである“WE ARE GREEN”と社名、グリーン色がアクセントになっている。老若男女、年齢問わず様々なシーンで活用できるシンプルなデザインに仕上げている。
アイカサの導入により、使い捨て傘を減らし、廃棄物とCO2の削減に寄与。渋谷エリアでのCO2削減量は年間76.1t、資源量の削減は年間29.1tを想定している。
また、使い捨て傘のポイ捨てを減らし、渋谷エリアの景観向上を目指す。アイカサで使用する傘の紛失率は0.5%で、傘の忘れ物があった場合も返却される仕組みとなっている。また、平均寿命が5年以上であるため、街でポイ捨てされることはほとんどないという。
経済面での価値創出として、アイカサを設置する物件の価値向上を図る。さらに、雨の日の移動をスムーズにすることで消費活動の低下を防ぎ、渋谷エリア全体の資産価値上昇へ繋げる狙いだ。
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