週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

渋谷を傘のいらない街に、アイカサと東急不動産HDが連携

2024年06月19日 18時30分更新

 東急不動産ホールディングス(東急不動産HD)と傘のシェアリングサービス「アイカサ」を展開するNature Innovation Groupは6月19日、渋谷駅半径600mにコンビニの店舗数を越える100ヵ所以上で傘立てを設置する新規プロジェクト「傘のいらない街 渋谷」を開始することを発表した。

 渋谷エリアでは、渋谷駅の半径600mにある東急不動産HDの所有する物件を中心に順次、100ヵ所以上のアイカサのスポットを設置する。

 また、渋谷エリアで展開するオリジナルデザインの傘を制作。今回は、傘の取手も含め、クリアファイルをリサイクルして活用した2種類のオリジナルデザインの傘を作成する予定。

雨傘

 雨傘のデザインは、中央から、葉や生き物が飛び交い広がっていくイメージをシルエットイラストで表現。東急不動産の二階堂ふみさんが登場する企業CMを彷彿させるようなグリーンを活用したさわやかな傘に仕上げている。

晴雨兼用傘

 晴雨兼用傘は、ビジネスシーンでも使いやすいように、ダークグレーをベースとしたデザインを採用。東急不動産HDのスローガンである“WE ARE GREEN”と社名、グリーン色がアクセントになっている。老若男女、年齢問わず様々なシーンで活用できるシンプルなデザインに仕上げている。

 アイカサの導入により、使い捨て傘を減らし、廃棄物とCO2の削減に寄与。渋谷エリアでのCO2削減量は年間76.1t、資源量の削減は年間29.1tを想定している。

 また、使い捨て傘のポイ捨てを減らし、渋谷エリアの景観向上を目指す。アイカサで使用する傘の紛失率は0.5%で、傘の忘れ物があった場合も返却される仕組みとなっている。また、平均寿命が5年以上であるため、街でポイ捨てされることはほとんどないという。

 経済面での価値創出として、アイカサを設置する物件の価値向上を図る。さらに、雨の日の移動をスムーズにすることで消費活動の低下を防ぎ、渋谷エリア全体の資産価値上昇へ繋げる狙いだ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります