第79回
「影の地」での新たな冒険がついに始まる!
発売直前! ミケラを巡る新たな冒険が待つ『ELDEN RING』DLC『SHADOW OF THE ERDTREE』レビュー
いよいよ6月21日、フロム・ソフトウェアのオープンワールドアクションRPG『ELDEN RING』(エルデンリング)の大型DLC『SHADOW OF THE ERDTREE』が配信開始となる。
新たなマップ「影の地」での冒険、新たな武器や敵との出会い、世界設定の考察など、さまざまな楽しみを前にして、今から配信日が待ちきれないというゲーマーの方も多いだろう。
この記事では、事前にプレスレビュー版のDLCコンテンツをプレイした筆者によるインプレッションをお伝えする。
なお、本作は「探索と発見」がゲーム体験の核心になっていることも鑑み、マップやボスなどのネタバレとなる要素は可能な限り避けるよう努めているが、序盤のスクリーンショットの掲載やDLCプレイの前提となる一部本編の展開に触れる箇所があるため、これからプレイをする、あるいは現在プレイの途中である方は注意いただきたい。
DLCコンテンツのプレイには事前準備が必要
DLCのレビューに入る前に、プレイの前提条件についておさらいしておこう。
すでに公式からアナウンスも出ているが、DLCコンテンツをプレイするためには、本編のボス「星砕きのラダーン」および「血の君主、モーグ」を撃破しているセーブデータが必要となる。
これらの条件を満たしたうえで、モーグウィン王朝の祝福「神人眠り繭」の付近にある繭から出ている腕に触れることで、プレイヤーキャラクターである褪せ人は「影の地」へと訪れることが可能になるわけだ。
基本的には本編終盤程度の進行度が求められるうえ、特に「血の君主、モーグ」はメインストーリーに関わらないボスキャラクターということもあり、ハードルはそこそこ高め。自身のセーブデータが上記2つの条件をしっかり満たしているかは要確認だろう。
キャラクターレベルに関しては、対人戦などでもキャラクタービルドの1つの目安となっているレベル150前後でのスタートが想定されていると思われる。後述するが、DLCエリア限定のキャラクター強化要素が実装されていることもあり、レベルを150に固定したままの攻略も可能だ。
実際、筆者は対人用にビルドしたレベル150のキャラクターで、DLC限定の強化要素のみを使用してクリアまで到達しているが、(ゲームの攻略自体が相当大変なのは置いておいて)極端なステータスの不足を感じることはなかった。
ただし、DLC攻略中にレベルを上げない場合は膨大なルーンが余ることになるので、素直に200前後までレベルを上げて攻略するほうが無難であるように思う。
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