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これ以上は望めない、i9-14900HX、RTX 4090、メモリ128GB、SSDはRAID 0で4TB

圧倒的に速くてストレス一切なし、全パーツが最上位のゲーミングノートPC「Titan 18 HX A14V」シリーズ徹底レビュー

2024年06月21日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

リアルガチ! AAAタイトルが4K+解像度で60fps余裕

 それでは最後は「Titan-18-HX-A14VIG-4003JP」のパフォーマンスチェックといこう。まずは定番ベンチマークでスコアを確認し、ほかのゲーミングノートPCとの格の違いを、次に実ゲームベンチマークでどのような解像度、どのような画質設定で平均60fpsないし平均120fpsプレイが可能なのか紹介していこう。

 まずは3DMark。3Dパフォーマンスを測る定番ベンチマークソフトだ。Fire Strike(DX11)やTime Spy(DX12)等、一部のテストは無償の3DMark Demoでも実行できるので、ご興味があればお手元のPCで得られたスコアと比較をしてみてはいかがだろうか。ここではProfessional版を用いて主要なテストを実行、そのスコアを掲載する。インターネット上にはさまざまなゲーミングノートPCの3DMarkスコアが掲載されているのでそれらとも比較してほしい。

3DMark
Speed Way 5,316
Steel Nomad 4,783
Steel Nomad Light 21,527
Port Royal 12,799
Solor Bay 94,659
Time Spy Extreme 9,881
Time Spy 18,290
Fire Strike 31,423

 3DMarkのCPU Profileテストのスコアも掲載しておく。こちらはゲーム時を想定したCPU性能のベンチマークだ。

3DMark CPU Profile
Max threads 12,641
16 threads 9,071
8 threads 6,894
4 threads 3,988
2 threads 2,135
1-thread 1,130

 次にVRMark。VR向けのベンチマークだ。VRMarkにはOrange、Cyan、Blueの各テストがあり、それぞれ高スコアだった。それよりもインパクトあるのはすべてのテストで設定されているターゲットFPSを上回っていた点だ。VRゲームが快適に楽しめるというのはもちろん、産業用VR開発などで本製品を検討されている方にとっても明るいだろう。Titan-18-HX-A14VIG-4003JPなら、負荷の高いVR用途でも十分な生産性が得られる。

VRMark
Orange Room 14,463
Cyan Room 14,849
Blue Room 6,199

 そしてゲーム以外はどうだ、というのがアプリケーション性能を計測するPCMark 10。これもProfessional版を用いてExtendedテストを実行している。なお、GamingシナリオのないデフォルトのテストのOverallスコアとは互換性がないので要注意だ。

PCMark 10
Extended score 12,005 
Essentials 11,311 
Productivity 11,628 
Digital Content Creation 15,666 
Gaming 27,244 

 Gemingシナリオのスコアがもっとも高いが、ホーム用途のEssentials、ビジネス用途のProductivity、クリエイティブ作業のDigital Content Creationとも1万点を超える高スコアだ。最強スペックからも想像できるとおり、ノートPCにおける最高峰の快適さをあらゆる用途で発揮してくれると言ってよい。

 それでは実ゲームベンチマークに移ろう。まずは60fpsがターゲットのAAAタイトル想定から。FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク、ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク、Cyberpunk 2077、ARK: Survival Ascendedのグラフを掲載しよう。解像度や画質設定はグラフに記載している。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク

 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークも十分に負荷の高いタイトルだと思うが、Maxの解像度、Maxの画質設定で8604ポイントの快適評価だ。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク

 続くファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークも従来から一転、かなり負荷の高いタイトルとなった。Max解像度、Max画質設定で60fps超をクリアしている。

Cyberpunk 2077のフレームレート

 Cyberpunk 2077はMax解像度だと若干60fpsを切っているがレイトレーシング:中あたりで「プレイ可」、レイトレーシング:低あたりが快適だろう。レイトレーシングなしなら「高」が狙い目だ。

ARK: Survival Ascendedのフレームレート

 ARK: Survival Ascendedは筆者が計測できるタイトルの中で現在もっとも高負荷。ベンチマークのようにプリセットベースで計測すると、デスクトップGPUでもDLSSを有効化、解像度や画質設定を引き下げないとなかなかフレームレートが得られない。プリセットベースの計測では、Max解像度で「低」が少し60fpsを下回るが、DLSSをONにすればひとつ上の「ノーマル」設定でも60fpsを超えることができた。これをベースにコマンドでフレームレートを向上させることもできるので参考にしていただきたい。

 続いて120fpsターゲットのeスポーツタイトル。Diablo IV、OVERWATCH 2 、Apex Legendsの3つで計測した。うしろ2つ、Overwatch 2とApex LegendsについてはそれぞれMax解像度、Max画質設定で軽々と120fpsを超えている。ただし120fpsを大きく上回っても本体パネルが120Hzなので、ガチでeスポーツタイトルを楽しみたい場合は、別途ゲーミングモニターを用意し、HDMIやThunderbolt 4(GPU設定はMS Hybridグラフィックスモードに要指定)接続するのがよいだろう。Diablo IVについてはこの中では負荷が高めなこともあり、「高」設定で120fpsを少し切るあたりだ。余裕を見れば「中」設定が妥当かもしれない。なお、Diablo IVにレイトレーシング画質を求める方がどのくらいいるかは不明だが、DLSSやFSR2を併用すると120fps超が得られている。

Diablo IVのフレームレート

OVERWATCH 2のフレームレート

Apex Legendsのフレームレート

90万円用意せよ! 家中のボトルネックを排除せよ! されば史上最強のゲーミングノートPCを手にできるだろう

 ゲーミングの世界において「やりすぎ」はホメ言葉。Titan 18 HX A14Vのハードウェアスペックは明らかにやりすぎだ。CPU&GPUが最上位なのはよい。想像の範疇を超えてきたのはまず128GBのメモリ。これを使い切るなどなかなかイメージできない。そしてRAID 0で組まれた容量4TB、PCI Express Gen5相当のストレージ。ベンチマーク以外にもひと通り操作したが、何をするにもレスポンスが速い。ストレスフリーだ。ネットワークも2.5GbE&Wi-Fi 7、USB Type-CはThunderbolt 4だ。もしTitan 18 HX A14Vを購入しようという方は、こうしたネットワーク環境や外付けSSDなどUSBストレージの速度にもご注意いただきたい。Titan-18-HX-A14VIG-4003JPの実売価格は90万円前後だそうだが、巷のゲーミングノートPCでは絶対に実現し得ないひとつ上のパフォーマンスを体験できるとなれば相応の価格と言えるだろう。

最上位「Titan-18-HX-A14VIG-4003JP」で90万円前後、スペック違いの「Titan-18-HX-A14VHG-4103JP」だと75万円前後となる

Titan 18 HX A14V詳細ページ
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MSIサイト

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