2つのアタッチメントで作業範囲を拡大
ヘッドが小さいといっても、さらに狭い場所での作業に使いたいこともあります。そんな時は、別売となりますがアタッチメントの出番です。
とくに用意しておきたいのは、天井や壁際など端に寄ったネジを回せる、スミ打ちアタッチメント「EZ9HX500」(実売価格1万1800円)。こういった端のネジは長めのビットを装着し、ちょっと斜めにすれば回せたりもします。しかし、失敗するとネジをなめてしまうことになり、後悔することに……。そんな失敗を高確率で防げるのがこのアタッチメントです。
もうひとつは、軸の向きを90度変えてくれるアングルアタッチメント「EZ9HX501」(実売価格1万580円)。軸の位置がモーター直列とならないため奥行きが狭くなり、さらに狭い隙間でもネジが回せるようになるのがメリットです。
ちなみにどちらのアタッチメントも、ビットホルダーは本体と同じ。つまり、ビットを押し込むだけで装着でき、スリーブを引くことで簡単に取り外せます。
アタッチメントの取り付けは、本体のプロテクターを外して押し付けるだけ。角度は8方向に取り付けられるので、本体を構えやすい角度でアタッチメントが使えるのがうれしいところです。
取り外しは、アタッチメントにある2か所のボタンを同時に押して引き抜きます。
買い替え先の候補として
個人にとって、本体だけで2万円前後、バッテリー2個と充電器、ケースのセットとなると5万円前後と高価な工具はホイホイ買えるものではありません。しかも、使うかどうかわからない最初の1台となれば、無責任に勧めるのはためらわれます。冒頭でも少し触れましたが、初めてインパクトドライバーを買うのであれば、低価格なものから手を出すことを強く推奨します。
ただし、使用頻度が高く、継続して使っているのであれば話は別。ビットの付けやすさやパワー、扱いやすさなどが向上するだけに、買い替え先の候補としてEZ1PD1を選ぶのはアリです。
現在所有のインパクトドライバーが微妙に感じてきた、使い勝手に不満があるというのであれば、感触がどのくらい変わるのか、ホームセンターなどで確かめてみてください。このコンパクトさと力強さの両立は、低価格な製品ではなかなか味わえないものがありますよ。
●お気に入りポイント●
・低回転でもトルクが高い
・スイッチを離すとピタッと回転が止まる
・予備ビットの収納スペース
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