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フィッシング詐欺の手口として使われます

偽のQRコードを貼ってお金を騙し取る「QRコード詐欺」は判別不能!?

2024年06月16日 18時00分更新

もしニセのQRコードが貼り付けられていたら……

怪しいかどうか判別することも困難

Q:「QRコード詐欺」ってなに?

A:ニセのQRコードを読み込ませることで特定のサイトへ誘導するフィッシング詐欺の一種。

 「クイッシング」とも。

 いわゆる二次元コードのなかでも使われる機会の多いQRコードは、スマートフォンで読み込むことでオンライン決済に利用したり、特定のWebサイトへアクセスできたりする。

 QRコード詐欺はその特性を悪用した詐欺行為であり、偽装されたQRコードを読み込んだユーザーをニセのWebサイトへ誘導して個人情報を入力させて窃取しようとするほか、不正なアプリのインストールを促され、その結果マルウェアに感染する可能性もある。

 場合によっては不正な金銭支払いを求められたり、暗号化されていないWi-Fiへの接続を誘導されて各種情報を盗まれたりすることもあり得るので注意が必要だ。

 通常、フィッシングメールに含まれているURLは、注意して文字列を確認することでリンク先を確認できるため、事前に避けられることもある(もちろん油断は禁物だが)。一方、QRコードの場合は二次元コードの模様からリンク先を見極めることが極めて困難なため、被害に遭うことが多くなっている。

 攻撃者は、店頭などに掲示されたQRコードの上からニセのコードを物理的に貼り付けたり、フィッシングメールにニセのQRコードの画像を挿入したりしてターゲットに読み込ませようとする。

 大きく普及して利便性も高いなQRコードだが、注意せずに読み込むのは危険な時代になっていることも覚えておきたい。

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