週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「Copilot」を活用する③

【活用提案】有料プランの「Copilot Pro」を利用してiPadで「Word」や「PowerPoint」をフル活用する

2024年09月20日 13時00分更新

【活用例/Outlook①】
メール文章の下書きを任せる

 メールの文面を考えるのも、案外面倒で気を遣う作業だ。「Outlook」のCopilotは、どのような内容のメールを書きたいかを伝えれば、それに沿った下書きを書いてくれる。用意されているオプションで、メールの長さやトーンを選択できるので、細かにカスタマイズすることも可能だ。シチュエーションを指定して、メールを新規作成してみよう。

「Outlook」でメール作成画面を開いたら、「Copilot」アイコンをタップ。下書きを作るときは「Copilotでの下書き」をタップする。

プロンプト入力ボックスの左下にあるアイコンをタップすると、メールの長さやトーンを指定できる。

作成したいメールの内容を入力する。「生成」をタップすると、プロンプトに沿った下書きが作成される。

数十秒ほどで下書きが完成する。内容に問題がなければ「このまま保持」、同じプロンプトで書き直す場合は「再生成」をタップする。「破棄」をタップすると、下書きを破棄できる。

【活用例/Outlook②】
作成したメールを添削してもらう

 作成したメールの文面を添削してもらうこともできる。添削のポイントは「トーン」「閲覧者の感情」「明瞭さ」に分かれており、それぞれでアドバイスがもらえる。自分で作成するのが面倒なら、そのアドバイスに沿った形で文面を再生成してもらうことも可能だ。

メールを作成したら「Copilot」アイコンをタップして、「Copilotによる指導」を選択する。

添削結果が表示される。「トーン」「閲覧者の感情」「明瞭さ」のそれぞれのタブで結果を確認できる。結果に沿った内容で再生成する場合は、そのタブにある「再生成」をタップする。

 ちなみに、「Outlook」は「スクリブル」(手書き文字をテキストに変換する機能)に対応している。キーボードが使えないような場所でメールを書く場合、Apple Pencilなどのペンデバイスを使うと便利。手紙を書くような感覚も味わえるし、気持ちも込められるのでいいかもしれない。

メール作成画面は「スクリブル」に対応しているので、Apple Pencilなどのペンデバイスで手書きして入力できる。

気になる「Excel」の対応はどうなってる?

 このほか、「Excel」や「OneNote」などでもCopilotは利用可能だ。特に「Excel」での活用について気になる人は多いだろう。「Excel」のCopilotは、2024年6月現在のプレビュー版でできることは選択範囲のグラフ化、セルの色付けぐらい。しかし、順次機能が追加されているので、時間をおけば実用的になるだろう。

「Excel」のCopilotはプレビュー版で、選択範囲のグラフ化、セルの色付けといったことに対応している。正式版になれば、もっと多彩なことができるようになるだろう。

 このように、Copilot Proは、やはり「Microsoft 365」アプリで利用したときに真価を発揮する。普段からiPadで「Microsoft 365」アプリを活用しているのであれば、Copilot Proは魅力的なプランと言えるだろう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事