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ただ緑茶を飲みたかっただけなのに……

知らずに買うと甘い「台湾のお茶」を買うときの注意点

2024年06月14日 08時00分更新

とある台湾のセブンイレブン

 日本と同じように台湾のコンビニには、飲料水の棚に緑茶や烏龍茶、紅茶が数多く並んでいる。

 さまざまな種類があるので、ぱっと見では商品にどんな違いがあるのか分からない。

コンビニに並ぶお茶。日本と同じくらい種類が豊富

 「どれも一緒だろう」と何気なく手に取ったものが日本のお茶とは全く別物だった。

 甘い。甘すぎる……。

 「なんだこれは?」と吹き出しそうになり、購入したのは本当に緑茶かどうか確認したほど。緑茶って書いてあるよね……。

緑茶と書いてあるが、激甘!

 渋みのある日本の緑茶とは異なる、甘さが特徴の台湾の緑茶を例に、台湾でお茶を買うときの注意点を紹介しよう。

 台湾のお茶は甘いものが一般的で、緑茶や烏龍茶を買ったつもりでも、日本でなじみのある渋味や苦味のあるお茶とは違って、とにかく甘い。

まるで「緑茶風の紅茶」

 まるで緑茶に砂糖を入れたイメージの「緑茶風の紅茶」を飲んでいるようだった。甘いお茶が好きな人には「これはこれでいける」と感じそうだが、正直これは人によって好みが分かれる味だ。

成分表に「蔗糖」(スクロース)の記載があるとお茶は甘い

 緑茶が甘かった正体はこれ。お茶の成分表を見ると「蔗糖」(スクロース)が入っている。ペットボトルのお茶も同様に甘いお茶には蔗糖と記されているので、台湾のコンビニでお茶を買う際には成分表を見てほしい。

渋みのある緑茶はパッケージに「無糖」の文字が入っている

 もちろん渋みのある緑茶も売っていて、違いが分かるようにパッケージには「無糖」と書いてある。最初にイメージしていたのがまさにこれ。いつも飲んでいる日本人になじんだ緑茶だ。

 中にはラベルに「日式」と書いてあるものもあって、それも同じように無糖のお茶となる。

写真左:無糖、写真右:蔗糖入り

 2つの商品をコップに分けてみると色の違いが分かりやすい。渋みのある緑茶は透明さがあって、甘い緑茶は濁りがある。

パッケージは色違いでしかないが、中身が全然違う台湾の緑茶

 コンビニのお茶のラインアップが豊富なことは、日本と台湾どちらにも共通しているが、無糖や日式の文字がパッケージに見えなければ、台湾のお茶はおおよそ甘い。

 ラインアップを見たら、無糖や日式の文字がほとんどなかったので、この国にとっては「お茶は甘いのが普通」なのだと感じた。

 台湾でお茶を買う際には、成分表とパッケージの文字を見てほしい。

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