日本と台湾に展開する「ツクヨミメイドカフェ(月讀女僕珈琲)」
“日本が好き”が伝わってくる、これが台湾のメイドカフェだ!
コンピューター関連機器の総合展示会「COMPUTEX TAIPEI 2024」の取材のため、6月3日〜6月7日の期間、台湾・台北市に行っていました。
アスキーでは本イベントの特集が組まれており、出展企業のブースや最先端のPCパーツ・周辺機器を紹介しているので、そちらもチェックしていただきたいのですが……
現地取材班として向こうの異文化も伝えたいと思い、COMPUTEX TAIPEI 2024の取材と同時にあることを考えていました。それがメイドカフェに行くことです(大真面目)。
台湾は、日本のアニメやゲームなどのオタク文化を尊重している一面があると上司に聞いて、台湾にあるアキバの部分を伝えるために見たいと思い浮かんだのがメイドカフェです。では台湾にあるメイドカフェはどんな様子なのでしょうか?
うってつけだったのが、日本と台湾に計8店舗を展開する「ツクヨミメイドカフェ(月讀女僕珈琲)」。筆者が滞在した台北にも2店舗あり、今回は台北の大型駅「台北車站」(Taipei Main Station)の最寄りにある「月読女僕咖啡 台北車站店」を訪れました。
店舗での違いも見られたらと考え、先立ってツクヨミメイドカフェ 秋葉原店にも取材させてもらいました。料理やサービスにも秋葉原と台北で違いが見られたので、前回の取材記事も読んでいただけたらと!
ツクヨミメイドカフェ 秋葉原店についてはこちら
日本のメイドカフェを知らないまま台湾のメイドカフェをレポートできるはずもない。ということでまずは秋葉原のメイドカフェに行ってみた。
中に入って席を見てみると統一してテーブル席でした。2人席か4人席かの違いだけで、同じデザインのテーブルとイスが並びます。
メイドさんのチェキも販売しています。「時雨」や「琥珀」など、日本語の漢字で名前を付けるメイドさんが多いみたいで、どうしてその名前にしたのかをメイドさんの1人に聞くと「日本語のかっこいい漢字が好きだから」みたいです。
メニューは台湾料理がメインです。秋葉原店でメニューを見た時は「台湾料理がある!」と異文化に触れた気分でしたが、台湾に台湾料理があるのはいたって普通のことですね。台湾の名物を食べたいと思ったら、ツクヨミメイドカフェを訪れれば、期待どおりの台湾料理が楽しめますよ。
初心者セットは、秋葉原店のオムライスと違い「炒麵麵包(焼きそばパン)」 or「日式炒麵(焼きそば)」でした。なんでも台湾のメイドカフェに訪れる多くの人にとって、焼きそばがなじみの料理なんだそうです。
注文の焼きそばがこちら! 焼きそばの上にはふんだんにマヨネーズがかけられ、その上に青のりも散りばめられています。プレートのお絵描きには犬か猫かをリクエストできたので、犬を描いてもらいました。食べるのがもったいないほどかわいらしいです。
こちらでもお絵描きの後に「萌え萌えキュン!」というおまじないがあります。
メイドさん:萌え!
ご主人様:萌え!
メイドさん・ご主人様:キューン!(同時)
といった、秋葉原店と似たコール&レスポンス。応対してくれたメイドさんは日本語を勉強中とのことでしたが、日本人である筆者に「美味しくなーれ」とカタコトながら日本語でおまじないをかけてくれました。
ドリンクは「女僕特調(メイドスペシャルドリンク)」というもので、台湾コーラ「黒松沙士」と果物の果汁を混ぜたようなソーダです。台湾コーラの独特の甘さが際立っていて、これまで飲んだことない味でしたが、生クリームがマイルドにしてくれて誰にでも飲みやすいドリンクになっています。
こちらの店舗では配信活動に力を入れているようで協賛金スポンサーに向けた有料配信を展開しています。大型モニターで配信の様子が試聴でき、店内の一角は簡易スタジオのようなセットが見られました。画面右下に映るキャストは同店に従事するメイドさんです。
最後にメイドさんと記念撮影。「台湾のお客さんが一番よくとるポーズで」とお願いしたら、親指と人差し指でV字を作り、あごに持ってくるこちらのポーズになりました。ちょっとポーズの流行りが古くないですか……?
日本に店舗を展開するだけあって、コミュニケーションをとったメイドさんは、カタコトであれど日本語でやりとりできたので、日本人の筆者にも居心地が良いメイドカフェに感じました! 中には日本人客と知って積極的に話しかけてくれたメイドさんもいて、身をもって日本語に触れたいという熱意も伝わってきました。
帰り際にポイントカードが渡されました。いずれまた台湾に訪れた際に!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります