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すでに被害額は277億円超

あの有名人が必ず儲かる投資先を伝授!?「SNS型投資詐欺」の豆知識

2024年06月12日 07時00分更新

芸能人などの知名度を悪用した詐欺です

被害は1年で2000件以上! SNS舞台の詐欺が急拡大

Q:「SNS型投資詐欺」ってなに?

A:有名人・著名人の写真や名前を勝手に利用し、TwitterやFacebookといったSNSに虚偽の投資広告を掲載して金銭を騙し取る詐欺。

 広告に「○○氏が徹底解説」「●●氏の直伝」といった文言が躍るが、もちろん虚偽であり、AIによって画像や動画が偽造されていることもある。

 そういった広告を入り口としてアクセスしてきた被害者に対し、「儲かる副業のノウハウ」や「暗号資産への投資」「負けない投資アプリ」といった、いずれも架空の儲け話をメッセージなどで直接もちかけてくる。

 そして、何度かメッセージをやり取りするなかで信用してしまった被害者に「投資金」や「手数料」といった名目で金銭を振込ませる。場合によっては何度も金銭を振込みさせることもあるが、いずれにしてもその後連絡が取れなくなることがほとんど。

 近年その被害が大きくなりつつあり、警察庁の発表「令和5年中のSNS型投資・ロマンス詐欺の被害発生状況等について」によれば、2023年(令和5年)のSNS型投資詐欺は、認知件数2271件、被害額は約277.9億円に上ったとのこと。

 また一部の有名人・著名人は、自身の写真などを無断で悪用されたとして、広告を掲出しているSNS運営企業を訴えたり、当局へ通報したりしているものの、なかなか改善されないのが実情である。

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