週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

最新世代QD-OLED採用の4K解像度で240Hz駆動、0.03msの応答速度を実現

一度画面を見たら液晶では満足できなくなる…究極のゲーミングディスプレー「MPG 321URX QD-OLED」のヤバさをレビュー

2024年06月18日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 OSDの操作は、スティックタイプのナビキーを採用。センター下部に備えており、それに合わせてOSDの表示もセンター下部になっている。基本的な設定はGaming Intelligenceアプリを使っても操作できるので、アプリを使ったほうが楽だ。液晶パネルと違いOLDEパネルということで、焼付きを防止する「MSI OLED Care 2.0」機能が付加されており、その操作はOSDからのみとなる。

本体背面センター下部にナビキーと電源ボタン、Macro Keyボタンがある

焼付きを防止する「MSI OLED Care 2.0」機能がOSDメニューから実行できる

基本的なディスプレーの設定は、Gaming Intelligenceアプリから操作するのが楽だ

液晶パネルとは違う発色と残像感ゼロのスゴさ

PIP/PBP機能も装備。4K解像度なので、作業しながら別映像を表示する「ながらプレイ」もやりやすい

 実際に設置して使ってみた。本体サイズは約718(W)×242(D)×483(H)mmで、80cmのデスクだと幅いっぱいになる感じだ。31.5インチで4K解像度は、Windowsのスケールだと150%表示が最適。文字がくっきりはっきり見えるので、125%ぐらいの設定でもいけるかもしれない。

調整機構がしっかり備わっている。スイベルは左右30°

高さ調整は最大110mm

チルトは-5°~15°

ピボットの角度はスペック表で公開されていないが、写真のように傾けられる

 とにかく、発色がよく色鮮やか。ハーフグレア(反射防止コーティング)であることも、より色鮮やかにしている。特に肌色が血の通った温かみのある色合いで表現されるので、写真を現像するときの色調整は非常にやりやすく感じた。

Adobe「Lightroom Classic CC」での作業も色調整が快適

 残像感を確認すべく「Blur Busters UFO Motion Tests」のサイトで確認したが、まったくない。カメラで撮影してもブレがないので、ゼロと言っても過言ではない。これだけ見やすいと、FPSゲームでの速い敵の動きは、かなり見やすいはず。

液晶パネルは、目で見ると残像感はほとんど感じないが、カメラで撮るとブレて見える。本製品のQD-OLEDでは、写真で見てもブレがない

 PS5のゲーム「グランツーリスモ7」をプレイしたが、60Hz駆動なものの、残像感はないので、ブレーキングポイントを見極めやすく感じた。

PS5で120Hz駆動、1440Pでのプレイも問題ない

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう