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インテルがCOMPUTEXでLunar Lakeを展示、AIがプログラミングを書き出すデモも!

2024年06月08日 09時00分更新

 インテルは台湾・台北にて開催の「COMPUTEX 2024」に関連したプレスイベントおよび、会場にてブースを出展。発表されたばかりの次期モバイル向けプロセッサー「Lunar Lake」や、AI PCに関する取り組みなどの展示を実施した。

COMPUTEX TAIPEI 2024では、会場ホール1の4階にブースを出展したインテル

会場内ではLunar Lakeを展示

今年後半にリリース予定のArrow Lake対応のマザーボードも展示されていた

 コンシューマー向けのPCを使ったAI関連の展示では、現状では稼働する製品がないためか「Lunar Lake」ではなく、多くは「Meteor Lake」搭載機が使われていたが、クライアント側での生成AI機能を使いプログラミングを書き出すといったデモが行なわれていた。

文章生成AIのデモ

AIによるプログラミングコードジェネレーターでのコード書き出しデモ

一部のデモはLunar Lake搭載の開発キットを使ってデモをしていた

NPUを使った医療システム

 Lunar LakeとMeteor Lakeの比較デモもあり、両機で同じYouTube動画を再生。その際の消費電力を提示し、状況によっては倍以上の電力消費差で再生されており、Lunar Lakeがいかにバッテリーを消費せずに使えるPCとなるか説明していた。

Lunar LakeとMeteor LakeではYouTubeの再生でも倍近い電力消費性能差がでることも

 サーバーコーナーでは、発表されたばかりの「Xeon 6」や「Gaudi 3」を搭載した各社の製品を展示。旧来製品のより高性能化、低消費電力で全体の構成自体も省スペース化されていることをアピールしていた。

「Xeon 6」や「Gaudi 3」を搭載した各社のサーバー最新モデルを展示

 また第2世代のXeonとEコア搭載のXeon 6700Eと比較も展示。二酸化炭素排出量を約27%節約でき、電力も1メガワット/時の節約が可能とのこと。

第2世代のXeonとEコア搭載のXeon 6700Eを比較

第2世代のXeonとEコア搭載のXeon 6700Eでは処理速度に3.7倍もの差が出ている

ネットワークにつながっていない充電スタンドに14世代のプロセッサーとArcを搭載することで、AIにより的確な電力提供などができる

 そのほか関連技術として「Thunderbolt Share」を紹介。これはThunderbolt 4/5対応PC同士をケーブルで接続することで、リモートデスクトップやデータの転送など、片方のPCから2台まとめてコントロールできる機能だ。ケーブルでの接続のため、レイテンシーが少なくデータ転送なども高速で行なえるのがポイントとなる。

PCをケーブル1本でつないで、まとめてコントロールできる「Thunderbolt Share」のデモ

 現状でThunderbolt Shareは、2024年中に特定のOEMやアクセサリーなどが利用できる機能とされており、自由につかえるという状況ではないが、複数台のPCを使いこなしているヘービーユーザーにはありがたい機能だ。

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