最近のデスクトップPCは前面にディスプレーがあることは珍しくもない。CPUクーラー、PCケースのガラス面、キーボードなどにもさまざまなディスプレーが搭載されている。
今回、COMPUTEX TAIPEI 2024の展示物でご紹介するのは、PC派手派手計画の締めくくりにふさわしいアイテム。画像、映像を浮かび上がらせるPC用ケースファン「Holo Fan」だ。
「Holo Fan」は「世界初のホログラムPCファン」と謳うPCケースファン。前面にはLEDが内蔵されており、回転に合わして輝度や色を制御。その残像により、ファン前面に画像、映像を浮かび上がらせるという仕組みだ。
解像度は300×49dpi、表示サイズは直径103mm。「Holo Fan」にはWi-Fi機能が内蔵されており、スマホから接続する。その後PNG、JPEG画像、MP4映像をアップロードすれば、その画像、映像が表示される。3D CGキャラクターなどを動画で回転表示させれば、立体的に感じられる。そこから「ホログラムPCファン」と銘打っているわけだ。
ケースファンとしての仕様は、ファンスピードが2600rpm、ファンエアフローが52cfm、ファンエアプレッシャーが2.75mmAq、ファンノイズが25.2dBA。PCへの接続は通常のケースファンと同じで、ケーブル1本で接続する。
「Holo Fan」は「世界初のホログラムPCファン」と謳うPCケースファン。前面にはLEDが内蔵されており、回転に合わして輝度や色を制御。その残像により、ファン前面に画像、映像を浮かび上がらせるという仕組みだ。
実際に「Holo Fan」に表示されている画像を見ても、ホログラム(3次元像)としては見えない。立体感を演出したいのであれば、3D CGで立体的な動きをしているMP4映像を用意する必要があるわけだ。とはいえ現在ではさまざまなデータ、変換ツールを入手できる。本製品用のMP4映像を用意することはそれほど難しくはない。
「Holo Fan」はそれぞれにWi-Fi機能が内蔵されているので、個別に画像、映像を登録できる。ファンごとにそれぞれ異なるキャラクターを躍らせられるわけだ。今回出展していたDYNATRONの説明員によれば、4~6週間後に大量生産に入る予定で、価格はひとつ45ドルとのこと。ケースファンとしてはかなり高めだが、ぜひ日本でも販売してほしいユニークな製品だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります