週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

夏の旅行予約には危険がいっぱい?

検索すると危険な世界の旅行先トップ10! 3位ソウル、2位シンガポール、1位は意外にも!?

2024年06月07日 18時30分更新

検索すると危ない旅行先!?

 「危険な世界の旅行先トップ10」は“詐欺師が悪意あるWebサイトに被害者を誘導する際、どんな地名を使うことが多いのか?”を調べたもの。これは日本人に向けたランキングで、結果は下記の通り、バンコク、シンガポール、ソウルがトップ3でした。

危険な世界の旅行先トップ10(日本人向け)

危険な世界の旅行先トップ10(日本人向け)

1位 バンコク(タイ)
2位 シンガポール
3位 ソウル(韓国)
4位 台北(台湾)
5位 バリ島(インドネシア)
6位 香港
7位 パリ(フランス)
8位 ホノルル(アメリカ)
9位 グアム(アメリカ)
10位 ロサンゼルス(アメリカ)

 少なくても上記トップ10への旅行を考えている人は、予約や観光地をネットで調べる際、検索結果に注意を払う必要があります。なぜなら、「安全でない結果が頻繁に出てきて、消費者のデータ、プライバシー、個人情報を脅かすマルウェアのインストールにつながる可能性が高い場所」だからです。

 ちなみに、トップ10には日本の地名がありませんでした。それについて、マカフィー 青木氏によれば、さすがに日本人が日本の情報に接するときは、騙される可能性が低いのかもしれませんとのこと。知らない土地の情報ほど騙されやすいと考えられるわけですね。

マカフィー株式会社 日本・アジア地域チャネルマーケティング 執行役員 本部長 兼 セキュリティ エヴァンジェリスト 青木大知氏

 そして青木氏が懸念していたのは来日する人々への対応です。「日本を訪れる海外旅行客への対応が重要な気もします。最新で正しい情報、詐欺ではない情報をインバウンドに対して提供することも大事であり、これが上手くいかなければ、日本への心象や安全安心のイメージが崩れる可能性もあると感じます」と語ってくださいました。

 具体的に、来日中の海外旅行客が注意すべき箇所をうかがったところ、今後危ういのは、“海外旅行客の増加を見越した価格設定”という意外な答えが返ってきました。

 「二重価格の状況が拡大すれば、詐欺まがいの事案が増えるような気もします。繰り返しとなりますが、“最新で正しい情報、詐欺フリーな情報を海外に発信すること”に行政や業界がきちんと取り組む必要があるのではと考えます」(青木氏)。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう