サイバートラックと言えばテスラが販売しているフルサイズ電動ピックアップトラック。残念ながら現時点では米国のみで販売されており、日本で購入することはできない。
でもまるでポリゴンで表現されたかのようなルックスのマシンを欲しい! 乗れなくてもいい!! でもPCとして使えるとうれしい!!! ……という方の要望に応えてCOMPUTEX TAIPEI 2024の会場にひっそりと降臨していたのが、Shenzhen Jumper Technologyのサイバートラック的なミニPCだ。
本製品はOEM、ODM向けに出展された参考モデル。展示機ながら内部にはミニPCを構成するパーツが組み込まれており、実際にWindowsが動作していた。車体後部には各種インターフェース、そしてインターフェースを隠すフタも装着されており、ミニPCのケースとしてはほぼ完成していると思われる。
基本スペックとしては、OSは「Windows 11 Home」、CPUは「AMD Ryzen 7 8845HS」(8コア、16スレッド、最大5.1GHz、45W)、内蔵GPUは「AMD Radeon 780M」。メモリーは16GB、ストレージは256GBを搭載。メモリー、ストレージは製造段階でカスタマイズできるはずだ。
インターフェースは背面にUSB Type-C×2、USB Type-A×1、HDMI×1、3.5mmオーディオ端子×1を装備。PCとして使用する際にはカバーを閉められる。模型として飾ることも可能というわけだ。
また車体後方には、デザインは異なるが、実車同様荷台が設けられており、小物類を収納可能。ひんぱんに使うUSBメモリー、メモリーカード、USBドングルなどを置くスペースとして活用できるわけだ。
OEM、ODM向けの展示ということで、本当に発売されるのか、発売時期、価格などは未定だ。しかし、サイバートラックの形状はミニPCにピッタリ……な気もする。さまざまな条件をクリアし、製品化にたどり着くことを楽しみに待ちたい。
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