みなさん、こんにちは!
横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がお届けする「生きもの日記」。
第39回では魚類飼育を担当する村山早紀がお伝えいたします。
前回の記事はこちら
■サメ体感カウンターで海の王者・サメに○○○が体験できる!?
※過去の連載記事はこちら:横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記
現在、横浜・八景島シーパラダイスでは、「#はなパラ」を開催中です。
「#はなパラ」は、「シーパラに咲く花々と生きものたちの共演」をテーマに開催されているイベントです。島内に咲き誇る花を楽しめるのはもちろんのこと、水族館「アクアミュージアム」でくらす生きものの名前に“はな”や“花”の名前がついた魚を解説パネルでご紹介など、さまざまなイベントをお楽しみいただけます。
さらに、アクアミュージアムLABO9のクラゲエリアでは、クラゲ万華鏡とクラゲレクチャーを「#はなパラver.」でお届けしています。
今回はその一部をご紹介いたします。
まずは、 “はな”や“花”の名前がついた生きものたちです。
「ヒイラギ」
最初は、アクアミュージアムLABO6でくらしている「ヒイラギ」です。
「ヒイラギ」というと、葉の縁がギザギザの植物を思い浮かべる方も多いかと思います。
先に植物が名づけられ、魚のとがったヒレが「ヒイラギ」に似ているためにこの名前がつきました。餌をあげても水面には寄ってくることはなく、銀色の体色やとがったヒレと相まってクールな印象です。
「タケノコメバル」
次もアクアミュージアムLABO6、海藻水槽でくらしている「タケノコメバル」です。
名前の由来は、見た目かタケノコのとれる時期が旬である、またはタケノコの皮に体色が似ている、と諸説あるのですが、写真を撮っていて、たしかに「これはタケノコっぽい…」と思いました。メバルの仲間はよく似た見た目をしている種類が多い中、タケノコっぽいと思ったメバルはそのあとしっかり調べるとやっぱり「タケノコメバル」、ということがほとんどです。ぜひみなさんにも水槽の中のタケノコをさがしてみてほしいです。
「カイロウドウケツ」
次はアクアミュージアムLABO7にある標本「カイロウドウケツ」です。
Venus' Flower Basket(ヴィーナスの花かご)という英名がついた海綿の仲間です。
ガラス質の骨格の中は空洞になっており、中に雌雄一対のドウケツエビというエビが暮らしていることがあります。
「カイロウドウケツ」は標本のみの展示ですが、繊細で美しい骨格をご覧いただきたいと思います。
「ハナハゼ」
最後に紹介するのは、アクアミュージアムLABO1にいる「ハナハゼ」です。尾びれの一部が長く伸び、水流にたなびく姿はいかにも「花」という雰囲気ではありますが!「ハナハゼ」の「ハナ」は、人名の「花子」に由来しており、ミツクリザメの名前の由来になった、箕作佳吉(みつくりかきち)氏の娘の花子さんに献名されました。
「ハナハゼ」は、とても警戒心が強く臆病な性格です。今でも驚くとすぐに岩のすき間や砂に潜ってしまいます。
解説パネルには、生きもののミニ解説もございますので、生きものをを見るだけではなく、名前の由来やエピソードを楽しんでいただければと思います。
そして、「#はなパラ」で、もうひとつ注目していただきたいのが、「クラゲ」です。
普段から人気な生きものですが、「#はなパラ」では、万華鏡に映るたくさんのクラゲはまるで花のように見立てた「クラゲ万華鏡」を楽しめるほか、クラゲレクチャーが 「#はなパラver.」へとバージョンアップします。
クラゲレクチャー「#はなパラver.」では給餌をおこない、まるであじさいのようなクラゲの胃を見ていただくことができます。飼育員による解説もありますので、ぜひ足を運んでくださいね!
横浜・八景島シーパラダイス
公式ウェブサイト:https://www.seaparadise.co.jp
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①「あつまれどうぶつの森」とのコラボレーションイベントを開催中!
https://www.seaparadise.co.jp/special/huf/
②シーパラに咲く花々と生きものたちが共演する「#はなパラ」を開催中!
https://www.seaparadise.co.jp/event/hanapara2024.html
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https://www.keikyu.co.jp/visit/otoku/seapara_kippu.html
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