ただ、ここでちょっと不思議に思いました。上下の調整は理解できますが、左右は本体を置く向きで調整できますし、なんでわざわざできるようにしてるんだろう……、と。
2ヵ所を同時に照らせるのが強み
その理由は、使ってみたらすぐに分かりました。2つのライトで同時に照らせば明るい、というのは当然ですが、向きを変えれば、スポットライトとワイドライトで、それぞれ別の場所を照らせます。これがキモ。
工具を置いた手元と作業する場所とが近ければ、ライトは1つでも問題ないでしょう。しかし多くの場合、工具は手元や足元に置きますが、作業する場所は少し離れていたり、光が届きにくい奥の方だったりします。
こんな時でもEZ37C6Xなら、ワイドライトで工具を照らしつつ、スポットライトは作業用ライトとして利用できるわけです。
ちなみにスポットライトは非常に明るく、玄関ライトに匹敵するほど。さすがに15畳くらいのリビング~キッチンを照らすとそこまで明るくなりませんが、天井に照射すれば、難なく移動できるくらいには明るくなりました。
これだけ明るければ停電時や災害時であっても、真っ暗で何もできない……なんてことにはなりません。非常用のライトとしても間違いなく活躍してくれます。
2つのLEDライトが埋め込まれている玄関ライトと比べどのくらい差があるのか試してみましたが、スポットライトを最大輝度で天井に照射すると、元より明るく照らされました。最小輝度だとさすがに薄暗いですが、それでも靴を履くには十分です。
面白いのは、USB Type-A端子を装備し、5V1A出力の充電器としても使えること。小型の電動ドライバーの充電はもちろん、スマホなんかも充電できます。充電忘れでバッテリー容量が心もとないときや、非常時などに活躍してくれるでしょう。
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