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ワイドライトで工具を照らし、スポットライトで作業する

修理にも非常時にも活躍できる工事用ライトでいいとこどり

2024年06月10日 09時00分更新

 懐中電灯やキャンプのランタンなど、ライトはLEDを使った製品がすっかり定番となっています。明るく、バッテリーで長時間使え、しかも寿命が長いとなれば、定番となるのも当然でしょう。

 こういったLEDライトは普段使いとしてはもちろん、非常時の備えとしても便利なものです。ただし、どちらかといえば小型・軽量を重視したものがほとんど。それなりの明るさで周囲や足元を照らそうとすれば、数メートル先までが限界というものも少なくありません。

 普通の照明として使うのであれば、大まかに見えていれば十分なので、多少暗くても問題ありません。しかし、暗い場所での屋外作業用ライトとして使いたければ、話は別。薄暗いと手元が見えにくく、ドライバーを探すのが大変だったり、ネジやネジ穴が見づらかったりして、作業効率が大幅に落ちてしまいます。

家庭でも使える暗所作業用ライト

 こういった暗所作業用に使おうと考えているのであれば、専用のライトを選ぶのが一番。工事現場などで見かけるバルーン型ライトを選ぶという手もありますが、さすがに個人では持て余してしまうでしょう。

 そこで目を付けたのが、パナソニックの「EZ37C6X」(実売価格1万7190円)です。遠くまで明るく照らせるスポットライトと、手元を照らすワイドライトの2つのライトを搭載し、多くのシーンで活躍できます。それでいて、片手で持てる大型懐中電灯くらいのサイズですから、使い勝手がよさそうです。

パナソニックの工事用ライト「EZ37C6X」

 このEZ37C6Xと別売のバッテリーEZ9L54を借りてみたので、どんな使い勝手なのか試してみましょう。

オン/オフから明るさ調整まで片手でできる

 片手で持てるといっても、重量は本体だけで約880g。バッテリー込みだと約1.6㎏もありますので、手で持ったまま使うというのはあまり現実的ではありません。あくまで置いて使うというのが基本です。

 本体は結構高さがありますが、バッテリーがかなり重たいので安定感は抜群。多少押したところで倒れる心配はありません。

 ライトを移動するときに便利なのが、持ちやすいグリップがあること。このグリップの内側にライトのオン/オフスイッチ、外側には明るさ調整ダイヤルを装備。移動から設置、ライトの調整までを片手でできるため、作業中の調整も手早く可能です。

ライトのオン/オフスイッチは人差し指で

 オン/オフスイッチは、押すたびに動作が変化。1回目でスポットライトのみ、2回目でスポットライト+ワイドライト、3回目でワイドライトのみ、4回目でオフと変わっていきます。

 明るさ調整は、L~M~Hの順で明るく変化。無段階で変化するため、明るすぎず暗すぎず、ちょうどいい明るさに調整できます。ちなみに明るさは、最大1500lmのスポットライト、最大500lmのワイドライト両方が連動。片方だけ調整するということはできません。

明るさ調整のダイヤルは、親指で回せます

 スポットライトは上方90度、下方20度、左右各90度に無段階調整が可能。本体を置く向きを合わせれば、ほぼどの方向の対象も照らせるというのが強みです。

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