これは待ち遠しい! インテルの次世代CPU「Lunar Lake」はモバイル向けなのにゲームとAI処理が得意
ゲーム性能は80%以上向上
GPUにはXe2を搭載。コア数は8個で、レイトレーシング・ユニットは8、最新のAI用エンジン「XMX」を採用している。これによりゲームパフォーマンスは80%以上、AIスループットでは5倍以上の性能向上となっている。特にAIに関しては60TOPS以上を実現しており、後述のNPUとあわせて、高いAI処理能力を誇る。
またHDMI2.1およびDisplayPort 2.1で、最大3台の4K60fpsでの映像出力が可能。加えてeDP 1.5にも準拠している。
NPU性能は最大48TOPS
Copilot+ PCの要件をクリア
AI処理用のNPUは、第4世代のアーキテクチャー「NPU 4」を搭載。前世代と比べてエンジンの数を増やし、クロック速度を向上させるなど、パフォーマンスと効率を向上させるため複数のアーキテクチャー改善が施されている。
たとえばパイプラインでは、ターゲットV/Fの最適化、ML/AI技術の使用により、周波数と電圧曲線を大幅に改善し、最大20%の電力削減を実現。またDMA帯域幅が2倍になり、特にLLMのネットワークパフォーマンスが向上している。
さらにNPU 4では、最大48TOPSをサポート。先月マイクロソフトが発表した「Copilot+ PC」の要件のひとつ「40TOPS以上の処理性能を持つNPUの搭載」をクリア。さらにCPUとGPUのAI処理能力をあわせると、120TOPSとなり、「Lunar Lake」はまさに「AI PC」の幕開けに向けたプロセッサーであることがわかる。
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