これは待ち遠しい! インテルの次世代CPU「Lunar Lake」はモバイル向けなのにゲームとAI処理が得意
インテルは6月4日から台北にて開催のCOMPUTEX 2024にあわせて、プレスツアーを開催。次世代のモバイル向けプロセッサーとしてロードマップでアナウンスされていた開発コードネーム「Lunar Lake(ルナ レイク)」のアーキテクチャーなどの詳細を発表した。
電力消費は3分の1、パフォーマンスは約4倍向上
Lunar Lakeは、2024年後半に市場へと投入される、次世代の低消費電力なクライアント向け製品。インテルはLunar Lakeを設計するにあたって、「画期的なx86電力効率」、「グラフィックの大幅な飛躍による素晴らしいモバイルゲーム体験の実現」、「将来対応のAIコンピューティングにより、優れたユーザーエクスペリエンスの実現」、「優れたコア性能」、「次世代にスケールアップ可能な拡張スケーラビリティ」をポイントとしている。
インテルの(3Dパッケージング)とメモリーオンパッケージを介して接続された2つのタイルで構成されており、CPUの構成はEコアとPコアの組み合わせ。Meteor Lakeで採用されていたLPEコアは搭載していない。Eコアのアーキテクチャーは「Skymont」で、Pコアのアーキテクチャーは「Lion Cove」となっている。
Eコアは、Meteor Lakeで搭載していたLPEコアと比較すると、シングルスレッドでは最大で電力消費は3分の1、パフォーマンスは2倍にも達している。マルチスレッドでも最大で消費電力は同じく3分の1で、パフォーマンスは約4倍の向上がみられるという。
PコアはMeteor Lakeで搭載している「RewoodCove」のPコアと比較すると、IPCのワークロードで14%の性能向上がみられ、パワーパフォーマンスは最大で18%の優位性がみられている。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります