週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

引越し時期にガス水道電気を騙るのは詐欺師の定石です

公共料金が未払いだと嘘をつくフィッシング詐欺メールにヒヤリ!

2024年05月26日 18時00分更新

詐欺メール特有の“違和感ある日本語”は過去のもの!?

 フィッシング詐欺メールへの対策としては、まず宛先になっている自分のメールアドレスについて「各公共料金の支払い手続きの際に登録したか?」を考えてください。たとえば、おもにビジネスで利用しているメールアドレスに公共料金の未払いについての通知が届くのは妙な話でしょう。

 次に、万が一不安に思ったとしても、本文に含まれているURLからWebサイトにアクセスしないことが重要です。URLは偽装されていることが多く、パッと見は本物のWebサイトへのリンクだと思ってしまうかもしれませんが、決してクリック(タップ)しないこと。

 支払い情報の確認をする場合は、自身でWebブラウザを開いたり専用アプリを起動したりして、各サービスの「マイページ」にアクセスするようにしましょう。

 加えて、慌てる前にメールの内容をよく確認することも重要です。自分の名前や正確な住所が書かれていないのに手続きの不備が指摘されていたり、「支払期限は24時間です」といった極端な設定が盛り込まれていたり、日本語表現に違和感があったりと、詐欺メールには不審な点が散見されるものです。

 ただ最近ではAI技術の進展によって、文章が違和感なく仕上がっていることもあり得ますので、その点は注意しておきましょう。

スマホにセキュリティ対策ツールを導入するのもアリ!

 ツールを使った対策も有効です。たとえば、マカフィーの詐欺メッセージ対策機能が付いたセキュリティ対策製品は、SMS内の危険なURLをスキャンするスマホ向けのツールです。マカフィーが特許を取得したAIテクノロジーが詐欺に関わるURLを検出し、ニセサイトへアクセスする前に警告を表示してくれます。

 今回のような公共料金の支払いを求めるフィッシング詐欺メール以外にも、Amazonプライムをはじめ、私たちの生活に近しいサービスについてのフィッシング詐欺メールが爆発的に増加しています。それらについても、惑わされてヒヤリとすることなく生活していきたいところですね。

あなたのとっておきの「ヒヤッと/ホッとした話」を共有してください

 この連載では、アスキーのYouTubeチャンネル特番「ネットでヒヤッとした話~アスキー×マカフィー」からスピンアウトした、「思わずヒヤッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介しています。

 ご自身あるいはご家族が遭遇した体験談、はたまた友人知人から聞いた話でもOK。純粋(?)なサイバー攻撃から、ネットで交流する上でのリテラシーにまつわるイザコザまで広くお待ちしています。ご応募はこちらから!

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事