「春のフィッシング祭り」に巻き込まれて不快!
ASCII.jpのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第36回。
今回は「生活に欠かせない公共料金の“ニセ請求”にヒヤリ」をお届けします。
「引越しとフィッシング詐欺メールが重なってヒヤリ!」
年度末あたりからフィッシング詐欺のメールが頻繁に届くようになりました。しかも異動による引越しの真っ最中だったので、水道・ガス・電気関係のメールは毎回疑いながらも念のため確認しなければならず、本当に紛らわしいし、いちいちヒヤリとするのも煩わしくて不快です!
今回のヒヤリ案件は、水道やガス、電気といった公共サービスに関わるフィッシング詐欺メールについてのお話です。
フィッシング詐欺メールには数多くの種類がありますが、このところ増加しているのが、投稿者さんが体験したような「公共料金の未払い」についてのメール。未払いを解消する必要があるとして、文中のリンクから偽Webサイトへ誘導してクレジットカード情報を含む個人情報を窃取しようとします。
水道やガス、電気といった生活に直結するインフラが、料金未払いを理由に停止される事態になったらとても困ってしまいます。キチンと支払っている自覚はあるものの、何かの間違いで支払われていない可能性はゼロになりません。
また投稿者さんのように、年度初めには引っ越しに伴って各種変更手続きをすることが多いものです。そういうときに未払いを知らせるメールが送られてくると『もしかしたら手続きに不備があったのでは?』と不安に思ってしまうかもしれません。
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そのため、未払いを知らせるタイトルのメールを目にしたら、「念のため……」と開いてしまうのも仕方ないというものです。さらにメールの本文で緊急であることを煽られたりしたら、誘導されるままに偽Webサイトにアクセスし、個人情報を入力してしまう危険度はアップしてしまいます。
こういったユーザーの心理的な弱みにつけ込むフィッシング詐欺メールはまったく厄介なものです。
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