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〈前編〉Aiming小川文也さんインタビュー

『陰の実力者になりたくて!』の公認Discordはファンコミュニティー作りの最前線だ

Xの代替ではない“異なる場所”が出現したという感覚

まつもと 大学でも仕事をしている私の例で言うと、有料化したSlackの代替サービスになるかなとDiscordを試してみたところ、学生がズラリとアクティブになっていてびっくりしました。

小川 (笑)

まつもと Slackは全然使ってくれなかったのに……。

小川 Discordだと積極的に話してくれる、と。

まつもと はい。ついでにどんなゲームをしているかも丸わかり、みたいな。現在はそういう雰囲気ですけれど、小川さんが驚いたタイミングはもっと前ですよね。それが今では9万人が『陰実』のDiscordに参加しています。

 なお、Xの変化は直接影響しなかったということですけれど、仕様変更前はゲームの告知って結構Xが中心だったと思います。現在は、その中心が変わったのか、それともXとは異なる場ができたのか、どういう捉え方なのでしょう?

小川 我々としてはもう完全に“異なる場ができた”ですね。Xは今でも最重要視しています。

まつもと では、異なる場とおっしゃったDiscordを、どのようなコンセプトで運営されているのかうかがいたいです。

後編は明日公開

筆者紹介:まつもとあつし

まつもとあつし(ジャーナリスト・コンテンツプロデューサー・研究者)

 IT・出版・広告代理店、映画会社などを経て、ジャーナリスト・プロデューサー・研究者。NPO法人アニメ産業イノベーション会議理事長。情報メディア・コンテンツ産業に関する教育と研究を行ないながら、各種プロジェクトを通じたプロデューサー人材の育成を進めている。デジタルハリウッド大学院DCM修士(専門職)・東京大学大学院社会情報学修士(社会情報学)。経産省コンテンツ産業長期ビジョン検討委員(2015)など。著書に「コンテンツビジネス・デジタルシフト」(NTT出版)、「地域創生DX」(同文舘出版)など。

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