「レインボーシックス シージ」や「エーペックスレジェンズ」は余裕のフレームレートに
続いては実ゲームタイトルを使ってみていこう。まずは軽量級タイトルの「レインボーシックス シージ」と「エーペックスレジェンズ」からだ。
「レインボーシックス シージ」はプリセットで「最高」と「高」を選択し、ゲーム内ベンチマークを実行した。軽量級とあって、「最高」画質でもリフレッシュレート144Hzの張り付きプレイを狙える結果になっている。なお、「レインボーシックス シージ」は、VRAM使用量が3GB台前半になっているので、4GB版でも十分だろう。
「エーペックスレジェンズ」は、画質を最も高くなるように設定(スポットシャドウディテールは最高)して検証する。フレームレートは、「射撃訓練場」における一定の行動を行った様子を「CapFrameX」で測定している。
「レインボーシックス シージ」よりもGPU負荷は高く、フルHDでも使用VRAM容量が4GBを超える「エーペックスレジェンズ」だが、フルHD、最高画質で普通にプレイできるフレームレートを出している。画質を落としてゲーミングディスプレーでプレイするのも良いだろう。
なお、今回の「エーペックスレジェンズ」の計測では、RTX 3050 8GBとの差がかなり縮まっているが、RX 6500 XT 8GBのフレームレートは、2~3割ほど下回る傾向にある。
中量級~タイトルも低~中画質で楽しめる
続いて「アーマードコア 6」、「ヘルダイバー 2」、「サイバーパンク2077」といった中~重量級タイトルを試していこう。
アーマード・コア6はプリセット「中」、「高」を選択し、序盤「密航」のマップ内を一定ルート移動した様子を「CapFrameX」で測定した。結果をみると、「高」だとmin(1% Low)が60fpsをわずかに下回るものの、avgはスムーズにプレイできる結果となっている。
続いては「ヘルダイバー 2」だ。ここでは、画質をプリセットで「低い」「中程度」に設定し、フレームレートはゲーム内チュートリアルで、一定のルートを移動した様子を「CapFrameX」で測定した。
プリセットの「低い」か、「中程度+レンダリングスケール:クオリティ」ならフレームレートは60fps超えを記録している。あくまでもチュートリアルでの結果なので、負荷の高いマップでは、「低い」をベースにレンダリングスケールを調節するといったことも必要になるだろうが、RX 6500 XT 8GBで「ヘルダイバー 2」を楽しむことは、十分可能だろう。
最後に「サイバーパンク2077」を試していこう。画質はプリセットで「中」を選び、アップスケーリング技術は、AMD FSR、NVIDIA DLSSともに「バランス」で効かせた状態でも検証した。フレームレートは、ゲーム内ベンチマークで測定している。
「中」画質でも60fpsを切ってしまうが、AMD FSRを効かせることで、スムーズにプレイを楽しめるフレームレートに達している。また、「ヘルダイバー 2」と同じく、VRAM使用量は5GBを超え、8GB版のメリットを受けられている。
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