週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ローエンドビデオカードの選択肢のひとつとなるか!? Radeon RX 6500 XTに8GB版が追加

2024年05月31日 10時00分更新

「レインボーシックス シージ」や「エーペックスレジェンズ」は余裕のフレームレートに

 続いては実ゲームタイトルを使ってみていこう。まずは軽量級タイトルの「レインボーシックス シージ」と「エーペックスレジェンズ」からだ。

 「レインボーシックス シージ」はプリセットで「最高」と「高」を選択し、ゲーム内ベンチマークを実行した。軽量級とあって、「最高」画質でもリフレッシュレート144Hzの張り付きプレイを狙える結果になっている。なお、「レインボーシックス シージ」は、VRAM使用量が3GB台前半になっているので、4GB版でも十分だろう。

単位:fps

単位:fps

 「エーペックスレジェンズ」は、画質を最も高くなるように設定(スポットシャドウディテールは最高)して検証する。フレームレートは、「射撃訓練場」における一定の行動を行った様子を「CapFrameX」で測定している。

単位:fps

 「レインボーシックス シージ」よりもGPU負荷は高く、フルHDでも使用VRAM容量が4GBを超える「エーペックスレジェンズ」だが、フルHD、最高画質で普通にプレイできるフレームレートを出している。画質を落としてゲーミングディスプレーでプレイするのも良いだろう。

 なお、今回の「エーペックスレジェンズ」の計測では、RTX 3050 8GBとの差がかなり縮まっているが、RX 6500 XT 8GBのフレームレートは、2~3割ほど下回る傾向にある。

中量級~タイトルも低~中画質で楽しめる

 続いて「アーマードコア 6」、「ヘルダイバー 2」、「サイバーパンク2077」といった中~重量級タイトルを試していこう。

 アーマード・コア6はプリセット「中」、「高」を選択し、序盤「密航」のマップ内を一定ルート移動した様子を「CapFrameX」で測定した。結果をみると、「高」だとmin(1% Low)が60fpsをわずかに下回るものの、avgはスムーズにプレイできる結果となっている。

単位:fps

単位:fps

 続いては「ヘルダイバー 2」だ。ここでは、画質をプリセットで「低い」「中程度」に設定し、フレームレートはゲーム内チュートリアルで、一定のルートを移動した様子を「CapFrameX」で測定した。

単位:fps

単位:fps

単位:fps

 プリセットの「低い」か、「中程度+レンダリングスケール:クオリティ」ならフレームレートは60fps超えを記録している。あくまでもチュートリアルでの結果なので、負荷の高いマップでは、「低い」をベースにレンダリングスケールを調節するといったことも必要になるだろうが、RX 6500 XT 8GBで「ヘルダイバー 2」を楽しむことは、十分可能だろう。

 最後に「サイバーパンク2077」を試していこう。画質はプリセットで「中」を選び、アップスケーリング技術は、AMD FSR、NVIDIA DLSSともに「バランス」で効かせた状態でも検証した。フレームレートは、ゲーム内ベンチマークで測定している。

単位:fps

単位:fps

 「中」画質でも60fpsを切ってしまうが、AMD FSRを効かせることで、スムーズにプレイを楽しめるフレームレートに達している。また、「ヘルダイバー 2」と同じく、VRAM使用量は5GBを超え、8GB版のメリットを受けられている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事