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痒いところに手が届くとはこのことか!

ゆるやかなカーブも滑らかに磨ける「カービングサンダー」

2024年05月27日 20時20分更新

サンドペーパーの微調整は中央のネジで

 サンドペーパーを張る強さは最初の固定で決まりますが、あとから少し強くしたい、もしくは弱くしたいと感じることがあります。毎回、感触を確かめながら張り直してもいいですが、それよりもっと簡単なのが、中央のネジを緩めて幅を調整することです。

 この中央部、通常はネジで固定されているのですが、これをゆるめると20mmくらい伸縮が可能。ピンと張りたい場合は、縮めた状態でサンドペーパーを固定し、その後、中央ネジをゆるめて左右に広げることで調整できるわけです。

裏から見ると分かりやすいですが、中央で伸縮します

ピンと張るなら、左右に広げながら固定します

 逆に、ある程度たるませて使いたいという場合なら、先に幅を広げてからサンドペーパーを固定し、中央を縮めるといいでしょう。

 形状に合わせたカーブを磨きたい場合はたるませ、バリや段差を削り取りたいといった時はピンと張る、といった調整が簡単です。

たるませると、カーブに合わせて磨けます

ピンと張れば、飛び出している部分だけを削るのが簡単

持ち方は各自持ちやすい方法でOK

 隙間や細かい部分は力加減が難しく、手作業だけではうまく磨けないことがあります。そんな時は、このカービングサンダーの出番。指が入らない狭い部分も、サンドペーパーさえ滑り込ますことができれば磨き上げることが可能です。

 もちろん、見ての通り奥行きが小さく幅も狭めですから、使えないシーンも結構あります。どんな隙間も磨けるようになる……とはいえませんが、手が届くようになる範囲は明らかに広がります。

 あと少しなのに届かないというむず痒い思いをしたことがあったり、細部の磨き残しが気になることが多いというのであれば、きっと役立ってくれるでしょう。

●お気に入りポイント●

・普通のサンドペーパーが使える

・張りの強さを調整できる

・強くて質感の高いアルミ製

この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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