木工、模型の組み立て、アクセサリーの自作などで、必ず使うといっても過言ではないのがヤスリ。大きく削って形状を変えるのはもちろんのこと、バリや継ぎ目を目立たなくする、表面の荒れを取って滑らかにするなど、用途によってイロイロな使われ方をします。
中でも、仕上げやその直前の表面磨きによく使われるのが、番手の大きなサンドペーパー。安価なうえ自由に切って使えるため、広い面積から細かいところまで、適切なサイズで使えるのがメリットです。
とはいえ、サンドペーパーはペラペラなので、スグに曲がってしまいます。平らになるよう、指先で均一に磨いているつもりなのに、気づいたら凸凹になっていた……なんてこともあります。これを防ぐために使われるのが、サンドペーパー用のホルダーです。
細かい部分を磨ける「カービングサンダー」
このホルダーは種類が多く、平らな板を備えた平面研磨用、凹面磨きに便利な湾曲したもの、巻きつけて棒ヤスリのように使えものなどさまざま。そんなホルダーのひとつとして紹介したいのが、今回試したアルゴファイルの「カービングサンダー」(実売価格3820円)です。
一見するとスリングショット(おもちゃのパチンコ)のような形状をしていますが、ゴム紐ではなく帯状のサンドペーパーを張って使います。部品に指がぶつかることなく隙間を磨けるため、とくに模型のような細かい部分が多くある用途で活躍してくれるアイテムです。
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