週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

キャンピングカーの良いところは値上がり傾向にあるホテル代がいらないことだ!

2024年05月24日 12時00分更新

キャンピングカー

まだ肌寒い東北をキャンピングカーでまわる

 春が来たと思ったら冬が帰って来て夜は気温2度。車内で仮眠しようと思ったら5度みたいな事になっていた3月でしたが、ようやく春が来るか!? という4月1日の夜、東北へ向けて旅立ちました。

 試合が少なけりゃ、トークショーで普段試合では行けない場所に巡業するかでおなじみの「くい菊珍道中」でございます。

 相方はもちろん、この連載でもおなじみ「くいしんぼう仮面」であります。

 今回は東北ダイナマイトシリーズ2024。毎回プロレスのシリーズよろしく名前を付けています。昨年は行けなくて、2度目の東北巡業なのです。

 前回はホンダの「N-VAN」でホテルに泊まりながらでしたが、今回はノーホテル! Happy1があれば大丈夫! グッズ満載で寝るだけのスペースしかなくても宿泊に問題が出ないのはキャンピングカーの強みですな。

 初開催の会津若松、青森と行き、今回はなんと1日温泉休みを取っております。そして秋田、仙台と、東北6県のうち4県を回ります。岩手に行けないのが残念! 山形もやりたいけど場所がまだ見つからない。プロレスバーできないかな? もしくはプロレスファンが集まってるお店ないかな? タレコミ求む!

ラーメンや温泉など、本来の目的を忘れそうな東北

 さて、午前1時にくいしんぼう仮面を自宅まで迎えにいって、旅はスタートしました。東北道をひた走り、途中で少し給油して福島松川パーキングエリアにて短時間の仮眠。

 まずは温泉だろ温泉! 旅行するには遠いですが、仕事のついでに行けたらそれは経費も有効活用できますからね! 身体のメンテナンスにもなるからイイ! 私、先日朝起きたら顔面麻痺になっておりまして、現在顔の左側が動きません。温泉で少しは良くなるといいなあと思っております。トークショーは連日午後8~10時なので、移動中温泉に立ち寄る時間は充分にあります。

 東北には私が大好きな、4回くらい洗濯してもTシャツが「くっさ! 臭い臭い臭い!」ってなる硫黄臭い温泉がたくさんあります。

 まずは会津若松のトークショー前に福島県の高湯温泉へ。硫化水素が強すぎるから露天風呂しか作らなかった共同浴場「あったか湯」へ。

キャンピングカー

あったか湯、めちゃめちゃいい泉質! 臭い! それでいて安い! 優勝!

 相変わらず最高!青白い湯、くっさい臭い。素晴らしい!身体もポカポカ。大満足!

 そして会津若松へ向かう……ことはなく喜多方市へ。せっかく近くに来たならラーメン食べに行くでしょ! と思ってたのにグーグー爆睡してしまい、アラームで起きるもさらに二度寝。昼前やないか! 急いで高湯温泉へ向かいました。

キャンピングカー

さすが東北。まだ夜は寒かったです。しかし、オレにはFFヒーターがあるぜ! あっという間に快適温度に

 共同浴場あったか湯(高湯温泉)へ到着。相変わらずいいお湯です。硫黄臭くなって高湯温泉をあとに、イベントが開催される会津若松へ。

 イベント前にソースカツ丼を食べ、プロレスバーさんでトークイベント。終わってそのまま会津若松を後にして、青森へ向かいます。遠いから夜の間に少しでも距離を稼ぎたいところ。朝4時半頃まで走り、岩手県の紫波SAで仮眠。

 そしたらアメリカからいろんなトラブルが入って来て、対応に追われる。寝られたのは朝8時半でした……。そのままお昼前まで寝て青森市へ。

アイドリングせずに使えるFFヒーターの安心感

 浅虫温泉に寄り、パーキングで少し休んでイベントへ。終わってまた少し走って道の駅へ。FFヒーターは5段階のパワー調節がありますが、ある程度まで4で一気に暖めて、あとは1に。それでも「暑い……」と、目が覚めると車内の温度が28度とかになっています。

キャンピングカー

「絶景の海辺。いいお湯でした」

 27度くらいになったら消して寝て、途中目覚めてトイレに行くタイミングでまた付けたり。陽が出たら暖かくなってくるのでそれを考慮していくと「あ、日が出るからもう消していいな」と、なったりします。

 寒い東北でもお昼になると暑い! 太陽の力はすごいですね。そんな時は窓を少しだけ開けてMAXXFANをオン。あっという間に車内の温度が下がります。換気扇は偉大なり。

 青森の翌日は温泉休みです。どこに行くか迷ったのですが、前回の東北ツアーで行けなかった乳頭温泉に行くことに。山道では30km/hしか出なくて焦りましたが無事到着。最後は未舗装路でぬかるみもあったので、初めて4WDをオンにしました。2駆だけの場合と全然違いますね。

キャンピングカー

混浴の露天風呂も有名です。温度もいい感じで泉質ももちろん最高! 行く価値ありましたよ

 いいお湯でした! また来たいですな。

Happy1はプロレスラー2人が快適に寝られる

 さて、秋田の泊まりは道の駅秋田港。海風はありますが、快適に寝られました。くいしんぼう仮面は「いや~よく寝られるわ!」と、Happy1のバンクベッドがお気に入り。車内は左半分が荷物、右半分が人間エリアとなってますが、おじさんの2人旅でもお互い快適に寝ることができています。

 普通の方ならグッズを満載することもないので、カップルや夫婦の2人旅ならベッド展開をして、バンクベッドに荷物を置いて広々寝られるでしょう。私は1人でもめんどくさいのでベッド展開せずに寝ています。プロレスラーの私が充分寝られるということは、一般の方の一人旅ならベッド展開なしで余裕で快適に寝られるでしょう。

 クルマのエンジンを使わないFFヒーターの燃料は、出発時に6リットル入れていましたが、旅の間、燃料が足りなくなることはありませんでした。旅が終わったあとに確認したら、まだ半分ほど残ってました。燃費いい!

 この時期なら1日1リットルで計算しておけば、わかりやすく使えるのではないかと。私のHappy1だと、熱くなって消すこともあったので、そこまで消費しませんでした。

 秋田イベント前の日中はランチを食べて、くいしんぼう仮面は快活CLUBへ、私はパチンコへ。というのがいつもの定番ですが、種銭が寂しいのに加えて左下瞼に違和感を感じていたので眼科へ。ものもらいか! 目薬をいただきました。そして遅れて快活CLUBへ。マンガ読んだり少し寝たり。秋田イベントを終え、仙台に行く途中まで走りました。東北は道の駅が豊富にあるので仮眠場所に困りませんな。

キャンピングカー

途中、あまりにも絶景で思わずクルマを降りて休憩してしまった、田沢湖の景色を皆さんにも! こういう絶景に突然出会えるのも旅の楽しみです

 最終日は仙台でのイベント。起きて道の駅でご飯を食べ、お土産なんかを買い出発。仙台でまた快活CLUBへ。帰り道の為にガッツリ爆睡。仙台でのイベントが終わって、そのままくいしんぼう仮面を横浜まで送り、小岩の自宅に戻ったら朝6時半でございました。泥の様に眠ったさ。ワハハハ!

宿泊費は減ったが高速代とガソリン代は増えた
しかし、キャンピングカーはロマンの塊だ!

 もうすぐHappy1に乗り始めて1年。2万2000kmで買ったけどもう5万kmを超えました。あっという間に10万kmだなこりゃ。メンテをしっかりせねば。

 Happy1を購入候補に挙げるうえで、どうしても出てくる車体の揺れ。個人的な意見ですが、足回りをしっかりフル装備にすれば、そんなに気にならないと思います。そのぶん高くなるけどホテル代を節約できることを思えば必ず元は取れます。

 あと、キャンピングカーはスピード出して飛ばすクルマではありません。そこをしっかり頭に入れて、制限速度内での走行を心掛ければ大丈夫です。私は制限速度100km/hの高速道路だと90km/hくらいでクルコン(後付けした物)をセットします。これより速度が上がると運転に神経を使いますからね。

 納車されてからはほぼグッズを持ち運び、倉庫代わりみたいになっていますが、そろそろ荷物降ろしてRVキャンプ場にでも行きたいですな。本来そっち用だもんね!

 しかしながら、年々高騰しているホテル代考えると、宿泊費が浮くのは本当にいい! 一昨年と比べて昨年のホテルに泊まった回数は数えるほどでした。確定申告の準備で税理士さんのところに行ったとき、ホテルの領収書はほとんどなかったのがそれを物語っていました。いいことだ! ま、ガソリン代と高速代は増えたんだけど。ワハハハ!

 でもいいじゃない。キャンピングカーで寝るだけでワクワクできますから。この走る秘密基地はロマンの塊なのですよ。クルマ旅が好きな人ならもっと好きになれるはず。一度販売店に見に行ってみようぜ!

 さ、1週空けて2週間後にはもう大阪~日本海1府2県~上田のイベント旅が待っています。富山で前回行ったスーパー銭湯に行くのが楽しみなのです。

 次回はその模様をお伝えしようと思います。ではまた!

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事