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コンパクトボディーかつしっかり押しごたえあるボタン、リモートプレイにも使える!

本格スマホゲームを遊ばない私でも「Backbone One」で快適プレイできた

2024年05月07日 16時00分更新

「Backbone One」

 日々パソコンやコンソール機で、かつキーボード+マウスもしくはゲームパッドでプレイしていると、スマホ版のFPSをプレイするのにとても違和感がある。さまざまなスマホ版FPSで操作しやすいようなHUDを用意してくれているのは理解できるのだが、個人的にはどうしても操作が難しくて長続きしないというのが今の現状だ。

 とはいえ、どこでもスマホさえあれば楽しめるというのは、ゲーム好きとして魅力なのは間違いない。スマホでもゲームパッドのような操作を楽しむ方法はないのか。そんなときに触れたのが、Backboneのスマートフォン用コントローラー「Backbone One」だ。

 このほかにもスマホ用コントローラーを使ったことはあったが、以下の生放送でBackbone Oneを使ってみたところ、今までで一番しっくりきて使いやすかった。

 Backbone Oneは、USB Type-CとLightning接続の2モデルを用意しているほか、右のボタンが「X・Y・B・A」のスタンダード版と、PlayStationを想定した「□・△・〇・×」のPlayStation版をラインアップ。計4モデル展開となっている。

今回お借りしたのはUSB-TypeCモデル。Lightningモデルもラインアップされている

 USB Type-Cモデルは、iPhone 15シリーズとAndroidスマホで利用が可能だ。Lightningモデルは、Lightning端子を採用するiPhoneで使用できる(対応はiPhone 6シリーズ以降)。

伸縮ホルダー型でコンパクトなデザイン
直接接続するので低遅延!

伸縮可能なボディーを採用

 Backbone Oneは、伸縮ホルダー型のスマホ用ゲームパッドで、スマートフォンのサイズに合わせて伸縮させて端子に接続すれば利用できる。加えて、さまざまなモデルやスマホケースにフィットする交換可能なマグネットパッドも付属しているので、スマホカバー装着したままでも接続できる場合もある。手帳タイプなお、スマホカバーの種類によっては、もしかしたら接続が難しい、接続しても使いにくい場合もありそうなので、そこは購入前に考慮しておく必要はありそうだ。

 また、個人的に気に入っているのは、端子を使って直接スマホに接続するという点。これが例えばBluetooth接続だと、遊んでいる場所や環境、使用しているデバイスによって干渉する心配があるためだ。その点、Backbone Oneはダイレクトに接続するため、電波の干渉なく低遅延で操作可能というわけだ。

 とくにFPSタイトルにおいて、操作に遅延が発生するというのは致命的になりかねない。Backbone Oneではその心配がないため、安心して使用できるのはうれしいポイントだ。

 なお、サイズは折り畳み時でおよそ幅93.9×奥行176.2×高さ32.6mmとなっている。カバンに入れておけばどこでも快適にゲームプレイが楽しめるほか、別売のキャリングケース(3999円)もあるので、カバンの中がゴチャゴチャするのが嫌だという人は、こちらも一緒に購入するといいだろう。

ゲームしながらの給電も可能
ボタンも安っぽくなく使いやすい

給電用のUSB Typr-C端子もある

 スマホのゲームプレイにおいて、気がかりなのが給電。普段使いとは異なりゲームによってはかなり充電の消耗が激しいこともある。Backbone Oneの場合、右側の底面に給電用の端子、左側にヘッドセットジャックを備えている。給電用の端子にケーブルを接続しておけば、ゲームプレイしながら充電が可能となっており、ゲームプレイ中に充電が切れてしまったということもない。

左側にヘッドセットジャックがある

 そして、私が一番気に入ったのがボタンの押し心地だ。スマホ用のコントローラーでは、ボタンがペタペタと安っぽい押し心地で、うーん……と不満を覚えるものもあった。しかし、Backbone Oneのボタンはしっかりとしたつくりで、XboxやPlayStaiton用のゲームパッドとそこまで遜色ない押し心地だなと感じる。これはボタンだけでなくアナログスティックや十字キーも同様だ。

ボタンもアナログスティックも安っぽくないのがいい

十字キーもしっかりと押した感がある

 また、R1・R2、L1・L2ボタンも備えているので、コンソールゲームと同じ感覚でゲームプレイできるのも魅力。本格的な操作が必要なスマホゲームでどうにもなれないという人こそ、Backbone Oneは試してみてほしい製品だと感じる。

R1・R2、L1・L2ボタンも備えている

スマホアプリだけでなくリモートプレイにも対応

 Backbone Oneでは、スマホアプリだけでなく、PS Remote PlayやXbox Remote Play、Steam Link、GeForce Nowにも対応している。今までスマートフォンを使ったリモートプレイというのは、スマートフォンを置いてゲームパッドで遊ぶという方法がどうにもしっくりこず、利用してこなかった。

 しかし、Backbone Oneであれば携帯ゲーム機型パソコンのような感覚でプレイできるため、これであれば存分に遊べるなと感じた。Backbone Oneは1万9800円と、スマホ向けゲームパッドとしては高額なほうだが、携帯ゲーム機型パソコンを購入するということと比べると、かなりお手頃なのではないだろうか。

 以上のように、今までスマホであまりFPSをはじめとした本格ゲームに手を出さなかった私でも、Backbone Oneを使うことで色々と遊んでみたいなという欲が出てきた。2万円弱という価格はそこまでリーズナブルではないものの、ボタンの押し心地や持ち運びに適したコンパクトさ、直接スマホに接続した低遅延な操作性などを考えると、妥当な価格だなとも感じる。

 スマートフォンでガッツリゲームを楽しみたいという人は、Backbone Oneを検討してみてはいかがだろうか。

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