安さには裏がありますね
中国乗り継ぎの飛行機で帰国が危ぶまれる事態に!? GWに体験したOTA経由の格安航空券トラブルとは
必要なものが揃っていれば出入国申請はスムーズ
(慌てず、騒がずがオススメ)
今回の旅で筆者がバングラデッシュ旅用に購入した、中国東方航空のフライトは、下記のスケジュールです。中国では国内線を使って移動するため、「72/144時間乗り継ぎビザ免除」は使えず、「24時間乗り継ぎビザ免除」を利用することにしました。
■往路(予定)
4月25日:MU790 羽田空港(日本)17:35発→北京大興空港(中国)20:40着
4月26日:MU5720 北京大興空港(中国)06:55発→昆明長水空港(中国)10:20着
4月26日:MU2035 昆明長水空港(中国)13:05発→ダッカ・シャージャラル空港(バングラデシュ)13:35着
■復路(予定)
5月1日:MU2036 ダッカ・シャージャラル空港(バングラデシュ)14:55発→昆明長水空港(中国)19:30着
5月1日:MU2766 昆明長水空港(中国)22:55発→南京禄口空港(中国)01:50着
5月2日:MU775 南京禄口空港(中国)08:00発→成田空港(日本)10:20着
往復共に、中国到着から24時間以内に出国する便を選んでいます。というのも、空港でのチェックイン時、係員に「24時間乗り継ぎビザ免除」であることを説明するなら、そのほうが伝わりやすいと思ったからです。
私の心配をよそに、羽田空港でもダッカ・シャージャラル空港でも、通常のチェックインと同じく作業はスムーズで、ビザについては特になにも聞かれませんでした。中国乗り継ぎの際のビザ免除制度について、中国系航空会社就航地ではかなり浸透しているようです。
到着空港での申請もかなりスムーズでした。これは空港によっても微妙に違いますが、中国の北京大興空港と昆明長水空港では、入国審査の手前に乗り継ぎビザ免除の申請カウンターがあり、まずはそこで申請をします。
その際の注意点としては、飛行機内で配られる入国カードではなく、乗り継ぎビザ免除の申請カウンターの近くでもらえる、「ARRIVAL CARD FOR TEMPORARY ENTRY FOREIGNERS」と書かれた入国カードを記載して利用すること。
入国カードを記入したらカウンターへ向かい、eチケットの控えをプリントアウトしたものとパスポートを一緒に提出します。ちなみにカウンターは北京大興空港では整理券方式で、昆明長水空港では整列方式でした。
ビザ免除の申請が完了すると、パスポートにシール、もしくはスタンプが押されます。あとは入国審査のカウンターへ向かって通過すれば、中国への入国手続きは終了です。思っている以上に乗り継ぎビザ免除申請のハードルは低く、快適でした。
北京大興空港はヨーロッパへの乗り継ぎに使う人が多いのか、申請者も多くカウンターで順番が来るまで30分ほど待ちましたが、昆明長水空港では申請者が数人しかいなかったので10分ほどで完了しています。
余談ですが、北京大興空港では若干混雑していたこともあり、係員が申請者たちに「ベンチで座って待つように」と伝えるも、カウンターの前で大勢がたむろってしまう状態に。そのうち、ある申請者が係員にしつこく質問して座らずにいたところ、係員が急に大声で怒りだし、申請者の用紙を取り上げてビリビリに破き「あなたたちはここでは申請できない!センターへ行け!」と追い返されるといった一幕がありました。
それを見た旅行客の間にはピーンと緊張感が走り、その後は皆、おとなしくベンチに座って待ち始めます。ビザ免除の申請自体はスムーズですが、やはり中国は中国だなと思った瞬間です。
(次ページ:中国便が欠航になり日本に帰れない! どうする……!?)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります