ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。
ついこの前まで「春が来た!」と盛り上がっていたのに、すでに「初夏」。季節の移り変わりは目まぐるしいですね。
そんな初夏の訪れを味で体感できる、季節の天丼に注目です。
旬の海鮮が詰まった「初夏の海鮮天丼」
首都圏を中心に全国規模で展開する天丼、天ぷらチェーン「天丼てんや」は、「初夏の海鮮天丼」を4月25日から販売中です。
初夏に旬を迎える「銚子産真いわし」など、今の季節にぴったりの具材を盛り付けた天丼。みそ汁付きで、価格は950円です。
ポイントは、普段はあまり見かけない具材の天ぷらがのっているところ。さっそく取材に行っていただいてきました!
銚子産真イワシ、兵庫産ほたるいか
今だけの味「初夏の海鮮天丼」を実食
こちらが「初夏の海鮮天丼」です。具材がてんこ盛りですね。
「銚子産真いわし」「国産ヒラメ」「ひらさやいんげん」の天ぷら、それと「兵庫県産ほたるいか」を使用したかき揚げがのっています。鮮やかな「はじかみ」が添えられ、彩りもキレイです。
まずは「銚子産真いわし」。天丼てんやで千葉県・銚子産真いわしを使用したのは今回が初めて。日本屈指の漁港である銚子は、いわしも有名ですよね。
天丼てんやでは、水揚げから時間をあけず翌日には開き加工を行った、鮮度がよく、身のくすみが出ない状態を保った真いわしを入荷しています。
いただいてみると、身がふっくら。脂のりがよく、青魚のくさみを感じません。「さすが銚子産」と舌つづみを打つおいしさです。
天ぷらにすることで、身の旨みが中に閉じ込められているようです。丼たれとの相性もよく、ご飯が進む、進む!
こちらは「国産ヒラメ」。天丼てんやでは、これまでにもヒラメの天ぷらを発売したことはありますが、国産を採用したのは今回が初めて。
ヒラメというと高級な食材のイメージがあるため、身が大きくて嬉しいです。ほろりとほぐれる淡泊な白身。ほのかに甘みを感じられる上品な味わいでした。
かき揚げ好きの私としては「兵庫県産ほたるいか」のかき揚げに大注目。
兵庫県は富山県と並ぶ日本海のほたるいかの産地。ほたるいかに、三つ葉、紅しょうがを加えてかき揚げにしています。昨年の初夏に登場した「初夏天丼」に入っていたかきあげと同じ内容なので、覚えがある人もいるかもしれません。
かき揚げを崩しながらいただくと、三つ葉と紅生姜の爽やかな味わいが飛び込んできて、その中に、プリプリッとした食感のほたるいかが!
ほたるいかは、ほのかにワタのトロっとした食感も感じられてツウ好み。三つ葉の香気や、紅生姜のピリッとした辛さで、後味がさっぱりとして絶妙ですよ。
「ひらさやいんげん」は名前のとおり、平たいいんげんです。コリコリと軽い歯ごたえで、心地よく食べ進められます。
>「はじかみ」は葉生姜の一種。白い部分をかじると、清涼感があってよい箸休めに。
準備に約1年要した、銚子産のいわし
今回ご紹介した「初夏の海鮮天丼」は、銚子産の真いわし、兵庫産のほたるいかなど、国産食材が多く使われています。
背景として、天丼てんやの母体であるロイヤルグループは、国産食材を応援する「Good JAPAN」企画を実施しており、てんやでも日本の水産物を積極的に使用する取り組みを実施しています。食材によってはずいぶん時間をかけているようですよ。
例えば、銚子産の真いわしの天ぷらを提供するために、事前に漁港の協力を得て、適したサイズと数量を十分に揃える必要があり、準備期間におよそ1年をかけたそう。
天丼てんやでは、ベルトコンベヤー式オートフライヤーを採用しており、揚げ時間はどの素材でも同じ。そのため、食材の大きさをフライヤーに合わせます。「フライヤーに適した一定のサイズの食材」を集めるため、並々ならぬ苦労があるようです。
結果として、国産真いわしなどがのった旬の味が楽しめる天丼が、1000円以下というお値打ち価格で実現しました。ほたるいかやヒラメといった、天丼としてはちょっと珍しい食材が楽しめて、食べ進めるごとに驚きがありますよ!
終売は6月中旬を予定。期間内にぜひチェックしてみてください。
なお天丼てんやでは、ただ今ちょっとリッチな「ご馳走天丼」も発売しています(関連記事:丼から飛び出してる!「天丼てんや」の新登場リッチ丼。これで1280円)
ハレの日にちょっといい天丼を食べたい時にはこちらもオススメ。
※一部店舗で価格が異なる
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