フジヤエービック主催の“春のヘッドフォン祭 2024”が本日4月27日に開催される。場所は東京駅近くのステーションコンファレンス東京で入場は無料。約80社が出展する。入場の事前登録などは不要。
毎回多くの製品が登場するが、目玉は、Brise Audioの「FUGAKU」かもしれない。予価250万円で5月から受注開始し、8月に出荷する。イヤホン、専用アンプ、専用ケーブルがセットとなった“Ultimate Portable Audio System”としており、片側8ドライバ/5ウェイのイヤホン(ダイナミック型×2、BA型×5、MEMS×1)と、アクティブクロスオーバーを搭載した専用12chポータブルアンプ、オリジナルの7接点コネクターを採用したUltimateグレード&専用16芯純銀ケーブルなどを使用している。「イヤホンの枠を超えた」という自信のサウンドが公開される。
また、MUSINは、このヘッドフォン祭に合わせて多くの新製品を持ちこむ予定。「ONIX Mystic XP1」(実売23万円程度、5月上旬発売予定)はAKMのデジタル・アナログ完全セパレート構成をベースに、ONIXブランドに相応しい高品位のサウンドを追及し、「AK4499EX×2 + AK4191EQ×1」のフルバランス構成を採用し、独自開発の"Brighton"アーキテクチャを採用、ONIXハイエンドデバイス専用設計の自社開発I/V変換ステージを採用し、DAC回路とアンプ回路の楔として最高のパフォーマンスを確保し、ONIXブランドに相応しい、リアリティ溢れる、ブリティッシュサウンドを実現したハイエンドポータブルDAC/AMPです。
「SHANLING SCD1.3」はSACDの再生にも対応したオールインワンプレーヤー。AK4499EXとAK4191を採用したD/A回路、MT1389EE+HD870ドライブシステム、5.0インチフルカラータッチスクリーンを搭載するなど充実した機能が魅力。USBメモリーの再生機能やBluetooth、同軸/光デジタル入出力、XLR+RCAアナログ出力などを備える。
毎回盛況のfinalブースでは、ag、DITA、REBなどのブランドも展開。フラッグシップモデルの「D7000」や話題のゲーミングイヤホン「VRシリーズ」、DITAの「Project M」、agの新作ワイヤレスイヤホン「COTSUBU MK2」などを展示。
さらに「10min.音響講座コーナー」と称して、ポータブルオーディオをより楽しめるよう、finalの研究開発チームが過去に実施していた「音響講座」を分かりやすくコンパクトにアレンジしたもの。同じイヤホンなのに、人によって音色が異なって聴こえるのはなぜか?というテーマを取り上げ、実際に音を試聴していただきながら約10分で解説するという。また、話題を集めた自分ダミーヘッドサービスの3Dスキャンを体験するコーナーも用意している。上半身3Dスキャンや耳介及び外耳道入り口付近の3Dスキャンの体験が可能で、撮影した自分の3Dモデルも観られるという。
エミライはCleerの「ARC 3」を一般来場者向けの展示会では世界初公開。オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「ARC 2」をさらに進化させたモデルで、Dolby Atmosによる空間オーディオ、LDACとaptX Adaptiveによるハイレゾワイヤレス伝送、さらにIPX7の防水にも対応している。ディスプレイ内蔵充電ケースも魅力。AI機能を搭載したMusic、Sports Editionの上位モデルなど、シーン別のラインアップ展開もしている。
また、Noble Audioの「FoKus APOLLO」も本邦初公開製品。Noble Audioとしては初のANC対応ワイヤレスヘッドホンとなる。特許取得済みで世界初のハイブリッド・デュアル・ドライバー配置(40mmダイナミック型と14mm平面磁気ドライバー)に加え、LDAC、AAC、aptX、aptX HDのコーデックに対応。最大-35dBのノイズキャンセリングに対応するほか、ANCなしで80時間、ANCありで60時間の長時間再生にも対応する。
FiiOブランドでもデスクトップ向けの「K19」、ダイナミック型ドライバー搭載イヤホンの「FD15」、アクティブスピーカーに高性能DACを追加した「SP3BT」など、本邦初公開製品を展示。さらに、ポーランドのFerrum Audio「WANDLA Golden Sound Edition」として、著名な海外レビューサイト・ゴールデンサウンドのキャメロン・オートリー氏とコラボしたバリエーションモデルも展示している。
本邦初公開製品は合計8製品。加えて、Benchmark Media Systems、Chord Electronics、Cleerといったポータブルオーディオで人気製品も多数出展だ。
これ以外にも、さまざまな製品が出展されると思われるので、編集部でも適時紹介していく予定だ。
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