ノートパソコンで作業をしようと思う時に、USBポートの不足など、拡張性に悩んだことはないだろうか? 今回紹介するのは、一風変わったUSBドックiKKO Audioの「ITX01」だ。
昨今のノートパソコン、特にビジネス向けの製品は、USB Type-CやThunderbolt対応ポートなどが2つあるだけのものもあり、外付けのハブやUSBドックを使用することを前提としていると感じる。
iKKO Audioは中国のオーディオメーカーで、日本では主にイヤホンやDACを販売しているメーカーなのだが、なぜオーディオメーカーが販売しているのか? そう、この製品は、DACも搭載したドックなのだ。
驚くべきところは、3.5mmだけでなく、4.4mmのバランス接続端子も備えているのだ。これでUSBドックとは別にDACを繋いでスペースをとられることなく、外で作業をするときもいい音で音楽を楽しめる。
DACにはiKKO Aduioとチップメーカーが共同開発した独自チップ「SNC8600」を搭載し、PCM 32bit/192kHzまで対応している。
外で音楽を聴く分には十分な音質をしているので、わざわざ他にDACを持ち運ばずに済み、荷物も多少はスッキリさせられる。あと手持ちのイヤホン/ヘッドホンで4.4mmに変わっているものもいくつかあるので、3.5mmのケーブルに付け替えなくいいというのも便利。
そのほかの端子は、USB 3.2 Type-A×3、USB3.1 Type-C×1、充電専用USB Type-C(100W対応)、HDMI(4K/60Hz)、MicroSD/SDカードスロットを搭載している。
筆者的に嬉しいのは、やはり充電対応ポートの存在。もしこれがないと、PC側の貴重な端子を、充電のためだけに取られることになる。またSDカードスロットは、カメラで撮った写真をPCに移すのに重宝する。とてもわがままなことを言うと、有線LANポートがあったなぁと思うこともあったり...。
なおこの製品は既に生産終了が発表されているが、Amazonを見るとまだ販売されている。また筆者が購入したときよりもかなり安いので、在庫処分と思われる。気になった人は在庫が尽きる前にどうぞ...。
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