マトリックスコミュニケーションズは4月17日、USB Type-Cに対応したワイヤレス送信機とHDMI受信機をセットにした小型ワイヤレスディスプレーアダプター「Compact Mate 2 C1+R1」の量産出荷を開始した。
本製品は、給電と映像伝送をUSB Type-Cの一つの端子で行える送信機(C1)と、HDMI受信機(R1)とセットにして、1対1の無線による画面投影を可能にしたもの。利用の際はWi-Fiネットワークや追加アプリも必要ない。
フルHD(1920×1080ドット)60fpsの動画と音声を同時に高速投映できる。通信距離はおよそ20m、重さは送信機が13g、受信機が19g。
HDMIケーブルと同じようにUSB Type-C送信機の抜き差しだけで表示の接続と切断が可能で、端末画面の操作は必要ない。小さなポケットサイズでありながら業務用に匹敵する遅延の少ない高画質の映像伝送をうたう。
本製品は、企業や学校での利用も想定されており、コンプライアンス(法令遵守)を念頭に、送信機(C1)とHDMI受信機(R1)それぞれ技術基準適合証明(Telec)の認証を取得している。
対応機器は、USB Type-Cで映像出力ができるDP-ALT(Display Port Alternative)に対応したiPhone 15やXperia、Galaxy、AQUOSなどAndroidスマホの35機種とThunderbolt 3/4に対応したWindows PCやiMacをはじめMacBook、iPad 10/mini/proなどのAppleデバイス、さらにはChromebookで利用できる。また、著作権を保護するHDCP 1.4に対応し、NetflixやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスも視聴可能。
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