週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

“おいしくてお手頃”な赤身のお肉!

トップバリュの「タスマニアビーフ」が日本人好みでウマーイ!実は今年で50周年

2024年04月24日 17時15分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

イオンのタスマニアビーフって食べたことある?

 スーパー「イオン」のお肉売り場で「タスマニアビーフ」の商品を見かけたことはありますか? ハンバーグといった加工品を中心に定番で並んでいます。

 このタスマニアビーフ、イオンのプライベートブランドの「トップバリュ」でよく見かけるのは理由があります。実は、イオンではタスマニア島に自社牧場を構えてタスマニアビーフを直輸入しています。

レトルトのタスマニアビーフカレーも人気商品!

 イオンとタスマニアビーフの関わりは長く、日本が牛肉の輸入が制限されていた時期からスタートし、今年でなんと50周年。

 でも、タスマニアビーフっていったいどんなお肉?

イオンの「タスマニアビーフ」が今年で50周年

 イオンは4月中旬、タスマニアビーフ肥育50周年を祝う発表会を都内で開催しました。

イオントップバリュ 代表取締役社長 土谷美津子氏、タスマニアフィードロット社 代表取締役社長 アラン・ハワード氏

 タスマニアビーフは、オーストラリア東南約240kmに位置するタスマニア島で育てられた牛肉です。タスマニア島は手つかずの原生林が多く残っていて「世界一きれいな空気」と、「雨水さえ飲めるほどきれいな水」を有すると言われているんだとか。

1974年にタスマニア島で牛の肥育をスタート

 イオンがタスマニア島に注目したのはおよそ50年前。当時、日本では輸入が規制されていたこともあり、牛肉は高価な“ご馳走”でした。

 そんな中、タスマニア島が日本向けの肉牛肥育に最適であると考え、「お客さまにおいしい牛肉をお手頃価格で届けたい」という想いから、イオンは1974年に現地資本との共同出資によるタスマニアフィードロット社を設立日本向けの肉牛肥育をスタートしました。

 1991年に日本で牛肉の輸入が自由化されたことを弾みに、1993年にはタスマニアフィードロット社を100%イオン(当時のジャスコ)資本へ切り替え、直輸入を開始しました。

タスマニアビーフってどんなお肉?

 イオンが半世紀にかけて育ててきたタスマニアビーフ。気になるのはお肉の特徴ですよね。

ブラックアンガス種

 タスマニアビーフは、ブラックアンガス種の血統100%の牛に限定しています。

 ブラックアンガス種の牛肉は、アメリカ産のものを含め国内でもよく見かけますが、赤身の牛肉です。赤身ながらやわらかな肉質とジューシーな旨みをあわせもつと言われています。

 肥育環境もポイントです。タスマニアビーフは、タスマニア島の豊かな自然の中で育ちます。イオンでは、約2500ha(東京ドーム500個分)の自社農場で穀物飼料を与え、ストレスを与えないようゆったりと肥育しています。

 さらに、イオンのタスマニアビーフは「安全・安心」への取り組みを徹底している点も特徴です。

 「成長ホルモン剤を使わない」「抗生物質を使わない 」「遺伝子組み換え飼料は使わない」「肉骨粉を飼料として与えない」といった厳格な自社基準を設け、さらに、第三者による定期的な監査によって国際認証規格SQF(Safe Quality Food)認証を、農場、加工場共に取得しています。

 なお、イオンでは、タスマニアビーフの穀物飼料の約4割にタスマニア島内の規格外のジャガイモを使用するなどして、持続可能な生産にも意識を向けています。

厚切りでも柔らかくておいしい!

赤身だけどキメが細かく、きれいなサシが入っています

 こうして一頭一頭大事に育てられたタスマニアビーフは、脂肪が少なく、さっぱりとした味わい。なおかつ、やわらかな肉質とジューシーな旨味で、日本人好みの牛肉です。

 発表会では、イオンのタスマニアビーフをレストランで調理した、特別メニューを試食することができました。

トップバリュで発売予定の「ローストビーフ チョップドカット」や「コーンドビーフ」を使用した一皿

「ローストビーフ チョップドカット」はダイス状にカットしたお肉。厚切りなのに、やらわらかくてしっとり。このやわらかさはタスマニアビーフならでは

メインにタスマニアビーフのサーロインステーキをいただきました。こちらは残念ながらトップバリュの商品にはない部位ですが、いったいどんなお味?

見てください、この赤身のお肉! 適度な脂のりで、ジューシー!しかも赤身なので後味がサラッとして、もたれずにいただけました。控えめに言って、最高!!

トップバリュで商品がたくさん登場するぞ

 イオンでは、50周年のアニバーサリーイヤーとなる本年に、より手軽にタスマニアビーフのおいしさを味わってもらいたいと、約50品目のタスマニアビーフの新商品を順次発売します。

 調理しやすい形状にカットした精肉や下ごしらえ済みの商品、加工品などバラエティーに富んだ商品を用意。

▼発売予定の商品

「グリーンアイナチュラル タスマニアビーフ 手仕込みローストビーフ チョップドカット」110g+ソース20g・980円 ※5月発売予定、パッケージは変更になる可能性あり

「タスマニアビーフ コーンドビーフ」50g・498円 ※8月発売予定 、パッケージは変更になる可能性あり

こちらは、発売時期未定ですが、ハンバーガー手作りキット。赤身の旨みが詰まったお肉はハンバーガーにぴったりなはず!


 実際に、販売予定の商品をいくつか食べてみたところ、「お肉っ!!」という赤身の食べ応えがあって、なおかつ柔らかい肉質で日常的にも食べたくなる味わいでした。

5月発売予定の「タスマニアビーフ 生ハンバーグ」(110g×2・100gあたり248円)を家で焼いてみました。牛100%で旨みがギュッと。ご飯にもお酒にも合う味わい

 「生ハンバーグ」は赤身ならではの旨みが詰まったどっしり系の味わいで、お酒のお供にもなります。また、タスマニアビーフは後味がさっぱりしているのも特徴で、じゃがいもと組み合わせた「ロールマッシュポテト」は、おいもとお肉の双方の味を引き立てて絶妙なバランスでした。

 イオンでは、食べやすく加工したタスマニアビーフ商品も多く用意するため、手間をかけずご馳走を食べたい時に持ってこい。「牛タンかたまり」などリッチな商品も登場するので、自分へのご褒美にチェックしてみるとよさそう!

ナベコ

酒好きご飯好きのライター、編集者。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事