まとめ:画質で選ぶなら4K有機ELは最高の選択肢
視認性と没入感なら16型IPSのWQXGAモデルに1票
JN-MD-OLED156UHDR-Tを使ってみると、やはりJN-MD-IPS16WQXGARよりも画質が高く、さすが4K有機ELといった感じです。なにより色が良いんですよ。写真を確認したり、動画を観るならJN-MD-OLED156UHDR-Tがオススメです。アスペクト比も16:9なので、違和感を感じないでしょう。
とはいえ、そもそもなんで僕がモバイルディスプレーを探していたかと言えば、寄る年波による視覚機能の低下が理由です。正直、16型フレームレスで視認性も没入感も高いJN-MD-IPS16WQXGARのほうが、僕には合っているように感じました。ゆえに、仕事の生産性を上げたい高齢の方ならJN-MD-IPS16WQXGAR、画質重視の人はJN-MD-OLED156UHDR-Tかなと。
タッチパネルは感度が弱いということもなく、普通に使えました。ただし、スマートケースの溝にひっかける本体部分にストッパーがないので、触る時はずれないように多少気をつかいました。この点はゴム足があるJN-MD-OLED156UHDR-Tに軍配があがります。
なお、どちらもVESAマウント(75×75mm)に対応しているので、家ではワンタッチで着脱できるディスプレーアームを使えば、サクッと二刀流できる点は共通しています。省スペースでも生産性を上げたい人なら、ぜひアームを導入して二刀流で運用してほしいです。めちゃくちゃ便利なので。
なお、サイズや重量に関してはリュックに入れてしまえば、あまり気にならない差でした。まあ、「モバイルディスプレー」を謳っている時点で、そこは迷いどころになりづらいですが……。画質重視のJN-MD-OLED156UHDR-T、視覚機能が低下した人の生産性とコスパ重視のJN-MD-IPS16WQXGAR。
あなたらどちらを選びますか?
JN-MD-OLED156UHDR-Tの主なスペック | |
---|---|
パネル | 15.6型有機EL(非光沢、10点マルチタッチ) |
解像度 (アスペクト比) |
3840×2160ドット(16:9) |
表示色 | 10.7億色(adobeRGB:94%、/DCI-P3:100%) |
輝度 | 350cd/m2 |
コントラスト比 | 10万:1 |
視野角 | 170度(水平)/170度(垂直) |
リフレッシュレート | 最大60Hz |
応答速度 | 1ms |
インターフェース | mini HDMI(HDMI 1.4)、USB Type-C×2、micro USB、オーディオ出力ほか |
スピーカー | 1.5W×2 |
チルト | - |
高さ調節 | - |
スイーベル | - |
ピボット | - |
サイズ/重量 | 約367(W)×11(D)×225(H)mm/約900g(スマートケースを除く) |
その他 | HDR10、VESAマウント(75×75mm) |
直販価格 | 6万1980円 |
ちなみに、兄弟モデルにタッチ機能を省いた「JN-MD-OLED156UHDR」(直販価格5万9980円)もありますが、価格差は2000円。ネットショップなどの実売価格でも、JN-MD-OLED156UHDR-Tが5万6400円前後、JN-MD-OLED156UHDRが5万4600円前後と、その差は1800円ぐらい。この程度の価格差ならタッチモデルのほうがお得だと思いやす。
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