週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

マイクロソフト、日本への4400億円のAI/データセンター投資の実際

2024年04月15日 08時00分更新

今回のひとこと

「日本で事業を開始した1978年以来、最大の投資を行う。デジタルインフラやAIスキル、サイバーセキュリティ、そしてAI 研究を含む総合的な取り組みによって、日本のデジタル競争力を高める」

(米マイクロソフト のブラッド・スミス副会長兼プレジデント)

AIとクラウドのため4000億円を超える投資

 米マイクロソフトは、日本におけるAIおよびクラウド基盤の強化に向けて、今後2年間で29億ドル(約4400億円)の投資を行うことを発表した。

 米国を訪問した岸田文雄首相と、米マイクロソフトのブラッド・スミス副会長兼プレジデントが会談。米マイクロソフト エグゼクティブバイスプレジデント兼CMO(チーフマーケティングオフィサー)の沼本健氏、日本マイクロソフトの津坂美樹社長らが同席して発表した。

 スミス副会長兼プレジデントは、「マイクロソフトが日本で事業を開始した1978年以来、最大の投資を行うことになる。デジタルインフラやAIスキル、サイバーセキュリティ、そしてAI 研究を含む総合的な取り組みは、日本のデジタル競争力を高めることになる。AIが牽引する堅調な経済成長を実現する上で、重要な一歩になると確信している」と述べた。

 一方、岸田首相は、「デジタル空間における経済活動が活発化するなか、マイクロソフトのようなデジタルインフラを持つグローバル企業との連携は、日本産業全体にとって重要である。マイクロソフトによる日本への新規投資の表明に感謝する」とし、「マイクロソフトは、様々な取り組みを通じて、我が国における生成 AI の社会実装に多大な貢献をしてきており、引き続きの協力に期待する。また、今後、サイバーセキュリティ分野での連携も深めていきたいと考えている」とのコメントを発表している。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事