スマホの保護ガラスの帯電を再現
静電気で困ることはイロイロとありますが、身近なものとなると、PCやスマホ画面へのホコリの付着があるでしょう。ちょっと拭えば取れるとはいえ、付着しないほうがいいですからね。
ただし、試行錯誤してみたものの、画面の帯電は安定した再現が難しく、効果の確認ができません。そこで、要素をもっとシンプルにすることに。つまり、スマホの画面保護ガラスのみを帯電させ、静電気防止スプレーの実験をしてみることにしました。
やり方もシンプル。単純に布などでこするだけではあまり帯電してくれなかったため、発泡ポリスチレンの上に載せ、ティッシュで100往復ほどこするという方法で静電気を発生させ、帯電させました。
かなり強く帯電しているようで、下敷きにした発泡ポリスチレンに貼りつくほど。これを引きはがして木片に立てかけ、割いたスズランテープを木片の幅くらいまで近づけた様子がこちらです。
細く割いて軽くなっているとはいえ、多くのテープが引き寄せられ、保護ガラスに貼りついているのが分かります。
では、静電気防止スプレーを吹き付けてから、スズランテープを近づけたらどうなるでしょうか。
再度ティッシュで100往復ほどこすり、だいたい20cmくらいの距離から静電気防止スプレーを1〜2秒ほど吹き付けました。
完全に静電気がなくなるわけではないため、数本のテープが引き寄せられたものの、静電気防止スプレーを使う前と後では、比べると激減。正直、そこまで差が出るとは思っていなかっただけに、この実験結果には、自分でもおどろきました。
吹き付けたあとでこすっても効果が持続
とはいえ、毎回吹き付けるのも面倒ですし、スマホやノートPCと一緒に静電気防止スプレーを持ち歩くのは現実的ではありません。
そこで、吹き付けたあとでティッシュで拭き取り、そこから更に100往復こすって静電気が起きるのかを試してみました。
その結果がこちら。
静電気を逃がすだけでなく、発生そのものを抑えてくれているようで、引き寄せられるテープの本数は更に少なくなり、ほとんど反応しなくなっていました。効果が薄くなったら再度スプレーする、という使い方でよさそうです。
ちなみに、少し多めに吹き付けたあとに指で触れると、なにかが塗布されているのがわかるくらいにヌルっとします。
ぬぐっても静電気防止効果は持続するので、触り心地が変わらなくなるくらいまで拭き取り、使うようにするといいでしょう。
ちなみに、水やエタノールなどを使って何度も拭き取っていくと、また帯電するようになります。多少拭ったりこすったりしても大丈夫ですが、やり過ぎには注意しましょう。その場合でも、再度スプレーすればいいだけですけどね。
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