ヤマト運輸は4月8日、個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の会員を対象に、「宅急便」「宅急便コンパクト」の受け取り方法に、新たに「置き配」を6月10日より追加することを発表した。
ECの拡大により宅配便取扱個数が増加している一方で、ライフスタイルの多様化やコロナ禍による非対面受け取りニーズの高まりなど、荷物の受け取りニーズは多様化しているという。同社は2020年6月より、置き配にも対応したEC事業者向け配送商品「EAZY(イージー)」を発売し、現在、ヤマト運輸が取り扱う年間およそ23億個の宅配便のうち、EAZYの取扱個数はおよそ5億個にのぼる。
今回、EAZYに加えて宅急便・宅急便コンパクトの受け取り方法に、新たに置き配を追加。「クール宅急便」「宅急便着払い」「宅急便コレクト」は対象外となる。置き配の指定場所は、玄関ドア前、宅配ボックス、ガスメーターボックスなどを指定できる。
利用者が荷物を一度で受け取りやすくなることで、再配達の削減、物流の効率化や温室効果ガス排出量の削減に貢献し、持続可能な物流の実現を目指す。
本サービスを利用するには、クロネコメンバーズの「お届け予定通知」「ご不在通知」「My荷物一覧」画面の「受け取り日時・場所変更」から置き配を選択し、自宅の玄関ドア前や宅配ボックスなど、希望の受け取り場所を選択。置き配で配達完了後、タイムリーに配信される「お届け完了通知」に記載のURLから、荷物が置かれている写真が確認できる。
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