天空は5月下旬(予定)より、ポータブルゲーミングPC「AYANEO Flip」シリーズから「AYANEO Flip DS」および「AYANEO Flip Keyboard」の2機種を同時発売する。
AYANEO Flip DSは、デュアルディスプレー搭載したクラムシェル型のポータブルゲーミングPC、そしてAYANEO Flip Keyboardはクラムシェル型でキーボード搭載モデルのポータブルゲーミングPCとなる。
気になるポータブルゲーミングPC。今回、両製品を実際に触ってきたので紹介していく。
共通要素
AYANEO Flip DS、KeyboardともにCPUにはAMD Ryzen 7 7840Uを搭載。32GBメモリー、2TBのストレージといった構成だ。
ポータブルゲーミングPCということで、持った感覚がかなり重要になってくるが、本体は人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインを採用しており操作しやすい印象。2種類のグリップを標準装備しているので、好みによって使い分けられるのもいい点だ。
本体の重さもおよそ650gに抑えられているので、長時間操作してもそこまで負担を感じない重量感ではないだろうか。
また冷却機構についても、新たにアルミ製チャンバーヒートシンクと放熱ファンを組み合わせて放熱効果を高めているという。実際に触ってみたが、裏面はそこまで熱を感じなかった。
駆動時間についても、45Whのバッテリーを内蔵しており、2時間以上の連続ゲームプレーを実現しているとする。
インターフェースはUSB 4 Type-C(PD対応)、OCulink PCle 4×4プロトコル、misroSDカードスロット(読み込み速度最大300MB/秒)、3.5mmマイク/ヘッドホン兼用ジャックを装備する。
価格はAYANEO Flip DSが16万9800円(予約特価)、AYANEO Flip Keyboardが16万3000円(予約特価)となっている。
AYANEO Flip DS
まずAYANEO Flip DSだが、やはり注目すべき点はデュアルスクリーンだろう。懐かしのニンテンドーDSを思い出すような2画面構成となっている。
メインディスプレーは7型で解像度は1980×1080、リフレッシュレートは120Hz、輝度が400nitで、1200:1のコントラスト比。ゲームプレーも滑らかな映像で楽しめる。
サブディスプレーはメインの半分の3.5型で10点のマルチタッチを搭載。
ワンボタンでAYANEO専用アプリ「AYA Space」に切り替え可能。AYA Spaceでは「マルチプラットフォームのゲーム管理」や「機器管理」などができるので、自分で使いやすくカスタマイズできる。
またサブディスプレーの使用用途としては、メインディスプレーでゲームをしながら、フレームレート数の確認、TDP(熱設計電力)、ファンの回転数などを確認できるのでゲーマーとしては嬉しい設計。
そのほか、YouTubeなどで攻略動画を見たりできるので、さまざまな使い道がありそうだ。
AYANEO Flip Keyboard
一方、AYANEO Flip Keyboardは見ての通り、サブディスプレーの代わりにキーボードが配置されたモデル。
こちらもDS同様にディスプレーは7型で解像度は1980×1080、リフレッシュレートは120Hz、輝度が400nitで、1200:1のコントラスト比となっている。
特徴としては、AYANEO初とうたうフリップ式キーボード&光学式フィンガーナビゲーションを搭載するほか、音量/明るさ調整・電卓などにすぐにアクセスできる専用ショートカットキーを装備している。
またゲーミングPCらしく、RGBエフェクトに対応しているため、開いたときにキーボードが自動で点灯するようにカスタマイズすることも可能だ。
筆者はポータブルゲーミングPCはあまり馴染みがないが、ジョイスティックやボタン配置などは似ており、かつてポータブルゲーム機で遊んだユーザーであれば、そこまで違和感なく操作できる気がした。
DS、Keyboardはブラック、ホワイトの2色展開で、同時発売となるため、興味のあるユーザーは自分の好みに合ったモデルを選んでもいいのではないだろうか。
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