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ダイヤルを回すだけでフィットするシューズ「DICTATOR」を衝動買い!
ダイヤルは2層構造で作られています
プラスチックなどの合成樹脂を使用した製品の製造方法のひとつに、加熱して柔らかくなった樹脂を金属で作った型(金型)に充填し、冷やして硬化させる射出成形というものがあります。たとえばプラモデルの製造にはこの射出成形が使われています。
熱可塑性エラストマーは熱に対してプラスチックと同じような特性を持つため、この射出成形で加工することが可能です。
射出成形は通常は1種類の樹脂を使うんですけど、複数の異なる樹脂を順次充填して合体させることもできます。これをオーバーモールディングといい、FREELOCKはポリカーボネートで作られたベースに熱可塑性エラストマーがオーバーモールドされています。ポリカーボネート+TPEの2層構造ということですね。
KRAIBURG TPEの熱可塑性エラストマーは、衛生性の高いものや耐油性の高いもの、高温での耐久性の高いもの、医療認可を取得した医療用、手触りのいい家電向けなどいくつもの種類があり、FREELOCKではさまざまな用途に対応できオーバーモールディングにも向いているTHERMOLAST Kという素材が使われているそうです。
バイク用のシューズでした
すっかり脱線してしまいましたので、DICTATORの話に戻しましょう。
アッパーの素材は本革+シンセティックレザー+ナイロン。普通のスニーカーだと思ってたんですけど、買ってからつま先にもう1枚革が貼られていることに気づきました(遅い)。
どうやらバイク用だったみたいです。シフトガードですよね、これ。シフトペダルが当たる部分を補強するやつ。と、確認してみたら公式サイトにも「ライディングシューズ」としっかり書かれていました。
バイクはシフトペダルのないモトコンポしか持っていないですけど、元々気づいていなくて普段使いの靴として買ったんですし、これは飾りということで。
カカトがすり減ってしまいました
あと、これもまた買ってから知ったんですけど、ネットのレビューでは少し小さいという声が多いんですよね。私も試し履きをした時に思いました。
ふだんは25.5cm~26cmを履いてるんですが、26cmでは小指が圧迫されるような感じ。歩くとちょい痛い。で、ワンサイズ上ということで27cmを買いました。1cm単位なので26.5cmはないのです。
さすがに1cm違うと大きすぎるかなと思いきや、ワイヤーをきっちり締めるとブカブカ感はゼロ。FREELOCK様様です。
数ヵ月でワイヤーが緩むようになったりロックできなくなったりという不具合が出た人もいるようですが、うちのは買ってから1年3ヵ月弱経った今でもFREELOCKに問題は起きていません。
ただ、雨の日に浸水するようになっちゃったんですよね。裏返してみるとカカトがめっちゃすり減ってました。昔からどんな靴を履いてもすぐこうなっちゃうので、歩き方が悪いんでしょうね。カカトを引きずってるんだと思います。
カカト部分は中が空洞になっているため、すり減ると靴底の裏側が露出してしまい、水が染み込んでしまいます。
MOABはあちこち擦り切れてボロボロでしたが、このDICTATORはカカト以外はまだ全然大丈夫なので、できる範囲で修繕をしようと思います。次回はそのお話を~。
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