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「サポート詐欺」の狙いはあなたじゃない。高齢の両親や祖父母がターゲット

2024年03月27日 10時00分更新

まともなコールセンターかと思いきや、電話の向こうにいるのは詐欺師かもしれません

最終的にお金や個人情報を盗まれる

Q:「サポート詐欺」ってなに?

A:技術サポートを装った詐欺行為。

 悪意ある第三者が、ターゲットとなるユーザーが技術サポートを受けたくなるようなシチュエーションを作り出し、連絡してきたユーザーにニセのサポートを提供することで金銭を騙し取る。

 Webを閲覧しているときに「ウイルスに感染した」といったニセの警告画面が全画面表示されて閉じることができなくなり、サポートを受けるためにその画面に表示された電話番号に連絡することで詐欺被害に遭う、というケースが典型的。

 ニセの警告画面は、大音量のビープ音を伴うこともあり、それによってユーザーの行動を急かすことを狙う。

 多くの場合、サポートに際してプリペイド型電子マネーを購入し、そのコードを伝えるよう誘導されることで金銭を失う。場合によっては遠隔操作アプリのインストールを誘導され、金銭に加えて個人情報を窃取されることもある。

 ウイルス感染を示唆する画面が表示された場合でも、安易に信じることは禁物で、もちろん表示される電話番号には連絡するべきではない。

 一見閉じることができないニセ画面についても、「Esc」キーを押下することで全画面表示を解除して閉じられることが多い。また、Windowsでは「Alt+F4」キーを、Macでは「command+Q」キーを押下することでWebブラウザを強制的に終了し、ニセ警告画面を消去できる。

 操作がおぼつかない高齢者が引っ掛かることもあるので、家族や親戚にも周知徹底すると良いだろう。

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