東京地下鉄(東京メトロ)は3月25日、丸ノ内線・南北線で使用する全ての電力を水力発電由来の再生可能エネルギーに置き換え、4月1日からCO2排出量ゼロで運行することを発表した。
同社は、2021年3月から長期環境目標「メトロCO2ゼロ チャレンジ 2050」を設定し、2030年度に東京メトログループ全事業のCO2排出量50%削減(2013年度比)、2050年度に実質ゼロを目指している。
今回、東京電力エナジーパートナー(EP)が提供する水力発電由来の電力を供給する再エネメニュー「アクアプレミアム」を導入することで、丸ノ内線・南北線で使用する全ての電力を再エネ化する。対象となる路線は、丸ノ内線28駅(27.4km)、南北線19駅(21.3km、うち目黒駅は対象外)。
また、東西線には東京電力EPが提供する「再エネ企業応援プラン」を導入し、家庭用太陽光で発電された余剰電力の環境価値を充てることで、使用電力の一部を実質再エネ化する。
これら施策により、東京メトログループのCO2排出量を、年間およそ6万1400トンを削減できるという(一般家庭の年間CO2排出量およそ2万2400世帯分に相当)。
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