CONNECTのバッジに込めた思い
ところで、パナソニックコネクトでは、ユニークな取り組みを新たに開始した。それは、社員が身に着けることができる「バッジ」を、同社の全社員に配布するというものだ。
Panasonicロゴの社章は、パナソニックグループ全体として用意しているが、これとは別に、パナソニックコネクト独自に、「Panasonic CONNECT」のロゴによるバッジを製作。今週から、パナソニックコネクトの全社員が着用できるようにする。
「3回作り直した」という樋口プレジデント CEOのこだわりのバッジであり、とくに、CONNECTの文字部分に採用しているBlue Yonderカラーである青の発色にこだわったという。
実は、樋口プレジデント CEOは、日本マイクロソフトの社長時代にも、社章を作った経緯がある。日本法人だけのオリジナルのもので、社員が着用したほか、来日した米国本社幹部が、これを気に入って積極的に着用。一部幹部は、公式写真を撮影する際にも、日本マイクロソフトが製作した社章を着用していたほどだった。
今回のバッジの製作にも、樋口プレジデント CEOの想いが込められている。
パナソニック コネクトのロゴマークでは、最初の「CO」の2文字を強調。2文字はデザイン上つながっており、つながることによって新たな価値を生み出すという意味を込めている。また、COには、「ともに」という意味があり、コオペレーション(協力)、コラボレーション(協業)、コミュニケーションなどにも使われている言葉であるという意味も持たせたという。
そして、先に触れたように、「CONNECT」の文字には、パナソニックブルーの青ではなく、Blue Yonderが使用していた少し薄めの青が用いられている。
また、パナソニックグループの他の事業会社のロゴが、Panasonicの文字の方が大きかったり、同じ大きさだったりするのに対して、パナソニックコネクトだけは、Panasonicの文字よりも、CONNECTの文字の方が大きいという特徴がある。
こうした数々のこだわりを込めたパナソニックコネクトのロゴだからこそ、それを用いたバッジを製作し、社員一人ひとりが、そのこだわりのもとに事業に取り組むという意味を込めたともいえそうだ。
SCMは、まさにつながることが鍵になる。パナソニックコネクトの社員が、つながることを常に意識することができるバッジが生まれた。
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