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日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ

2024年03月17日 12時00分更新

nubia

 ZTEのサブブランド「nubia」の名前を冠したスマートフォン「nubia Flip 5G」が日本に上陸した。すでにY!mobileから販売されている折りたたみモデル「Libero Flip」のベースモデルであり、本体のサイズや基本スペックはほぼ同等だ。今回は販売前のモデルをお借りしたので、さっそく使い勝手を試した。

◆価格を抑えた折りたたみ、使い勝手は十分

 nubia Flip 5Gは近年増えている縦に折りたたむ形状のスマートフォンだ。この形状のモデルは一般的にハイスペックで価格が高く、SIMフリーモデルでも10万円を超える。ところがnubia Flip 5Gは7万9800円と、折りたたみモデルとしてはかなりの低価格で販売される。

 nubia Flip 5Gの基本スペックはチップセットがクアルコムのSnapdragon 7 Gen 1を搭載している。nubia Flip 5Gの10万円を切る価格もこのチップセット採用によるところが大きいだろう。

 本体の外側には円形の1.43型(466×466ドット)ディスプレーを搭載。その周りに5000万画素広角カメラと200万画素の深度測定カメラを搭載する。バッテリー容量は4310mAhだ。

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1.43型サブディスプレーを搭載

 閉じたときの本体サイズは約88×76×15.5mm、重さは214gである。同じ縦折式のサムスン「Galaxy Z Flip5」が約85.1×71.9×15.1 mm、重さ187gであり、サイズ感はほぼ同じだが重量はこちらのほうが重い。実際に手に持ってみると、200gを超えるためか若干重さを感じた。とはいえ、手のひらに収まる小さなサイズに折りたためるため持ち運びはしやすい。

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他社の折りたたみスマホとほぼ同サイズ

 本体側面には赤い電源ボタンとボリュームボタンを備える。nubiaはロゴカラーが赤であり、電源ボタンもそれを意識したものなのかもしれない。本体底部にはUSB Type-C端子を備える。カメラバンプ部分の出っ張りはそれなりにあるものの、スマートフォンの表面にスマートウォッチが張り付いているようなデザインでもあり、それほど気になるものではなかった。ケースをつけた時はこの部分がちょうどツライチになるようだ。

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本体を斜めから。赤い電源ボタンが映える

 反対側の側面にはSIMカードスロットが見える。nubia Flip 5GはnanoSIMカード1枚とeSIMが利用可能だ。ヒンジ部分はこの光加減だと写っていないが「nubia」のロゴがプリントされている。

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反対側から見る。ヒンジ部分にはnubiaロゴがプリントされている

 本体を開くと6.9型(2790×1188ドット)のディスプレーが現われる。折りたたみスマートフォンで気になるのはヒンジ部分の「筋」だが、価格を抑えたモデルでありながらも筋のようなものはあまり目立たない。ディスプレーも指先で押した感触はしっかりしており、表面に貼られている超薄型ガラスフィルムの強度も十分ありそうだ。上部のベゼルの上にはスピーカーも配置されている。フロントカメラはパンチホール式で1600万画素。

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開くと6.9型ディスプレーとなる

 開いたときの本体サイズは約170×76×7.3mm。参考までにGalaxy Z Flip5は約165.1×71.9×6.9mmである。開いたときはサブディスプレーは点灯しない。

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開いた状態を背面から見る

 本体の厚さはあまり感じられないが、エッジ部分が角を立てた形状なので、Galaxy Z Flip5等と比べると若干厚みを感じるところだ。だが、このあたりも価格を考えれば十分許容できる。

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7.3mmの厚さは気にならない

◆サブディスプレーで自撮り撮影可能、Flexモードにも対応

 本体を閉じたままでもある程度操作できるのが縦折りモデルのメリットだろう。nubia Flip 5Gのサブディスプレーは時計表示時に下スワイプで通知を表示できる。時計のフェースは数多く用意されており、スマートウォッチのように着せ替えも楽しめる。動物柄など学生層を狙ったものもプリインストールされている。左右のスワイプでカメラ、天気、音楽再生、歩数表示、ストップウォッチ、録音のウィジェットの利用が可能だ。

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時計のフェースはスマートウォッチのように変更できる

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閉じても使える6つのウィジェット

 設定→ホーム画面と、ロック画面からサブディスプレーの設定も変更できる。壁紙は自分で撮影した写真などへの変更も可能。画面オフ時の時計スタイルとしてオールウェイズオンディスプレーでの時計設定が可能で、文字の表示もできる。そして、6つのウィジェットの表示のON・OFF切り替えもできる。今後使えるウィジェットが増えることを期待したい。

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サブディスプレーの設定画面

 サブディスプレーで最も使う機能はカメラだろう。カメラを起動すると写真モードとなり、上下にスワイプすると動画→ポートレートと切り替わる。カメラの設定で「画面オフ時音量ボタンをダブルクリックでカメラを起動」にしておくと、ポケットからnubia Flip 5Gを取り出してすぐに写真撮影もできる。デフォルトではカメラに向かって手のひらまたはV字(ピース)を向けると2秒のセルフタイマーでシャッターが切れる「ジェスチャーコントロール」がONになっているので、自撮り時に手のひらで撮影できるのも便利だ。

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サブディスプレーを使って写真撮影も簡単だ

 本体を机の上に置いて使うとき、L字型に折り曲げればスタンドいらずで動画を見たり写真を撮影できる。いわゆるFlexモードと呼ばれる機能だが、nubia Flip 5Gもある程度の角度で留めたまま使える。開いた状態では120度程度、閉じた側では30度程度であり、この角度の間で自由にヒンジを留めておくことができる。

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最大に開いた状態

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閉じた状態。このままメインカメラで自撮りしたり動画を撮れる

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