ZTEジャパンが14日、東京で新製品発表会を開催し、「nubia」ブランドのスマートフォン2機種を発表した。nubiaはZTEが2012年に開始したグローバルブランドだが、日本向けには今回が初上陸となる。
14日から順次発売されるのは縦折りスマホの「nubia Flip 5G」とエントリーモデル「nubia Ivy」。前者はY!mobileが2月29日に発売した「Libero Flip」のベースモデルで、後者は昨年12月7日に発売された「Libero 5G IV」と共通する部分が多い。Y!mobileが「Libero」ブランドで発売する機種を、グローバルブランドの「nubia」としてオープンマーケットで展開するわけだ。
なお、ZTEはnubia傘下のブランドとして「REDMAGIC」というゲーミングスマホを展開し、日本でもオンラインで購入できる。REDMAGICについては、従来通りnubiaとは異なる販路で販売が続けられるそうだ。
携帯性と大画面を両立する「nubia Flip 5G」は約8万円で投入
nubia Flip 5Gは、縦折りタイプのフォルダブルスマホ。折りたたみ時には約1.43型の円形のサブディスプレーで時刻・通知を確認したり、ウェジェットを利用できる仕組み。サブディスプレーには「壁紙ペット」という動物の画像を表示できる。発売時点では2D画像のみだが、今後のアップデートで動く3D画像も表示できるようになるという。
開くと約6.9型の有機ELディスプレーが現れる。解像度は2790×1188ドットで、リフレッシュレートは最大120Hzに対応する。
アウトカメラはメイン(約5000万画素)+深度(約200万画素)で、閉じたままでも起動でき、手軽に自撮りを楽しめる。卓上に立てて、友だちなどのグループで撮影しやすいことも利点。その場合、カメラに向けて手を振ったりピースしたりして、シャッターを切ることができる。
おサイフケータイにも対応。防水はIPX2、防塵はIP4Xで、最近の標準的な仕様よりは控えめ。しかし、生活防水の基準はクリアしており、日常的な使用には心配ないとのことだ。生体認証は指紋と顔のどちらにも対応している。
CPUはSnapdragon 7 Gen 1(最大2.4GHz)で、メモリーは8GB、ストレージは256GB。Y!mobile向けのLibero Flipは6GB+128GBなので、メモリのスペックが増強された形だ。
nubia Flip 5Gのメーカー希望小売価格は7万9800円。折りたたみスマホが10万円を超えるものが多い中、8万円を切る価格で新規ユーザーを獲得したい構えだ。
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