これぞ昭和99年のポータブルレコードプレーヤー
これ、見たことある! 昭和のレコードプレーヤーを現代の技術で完全復刻した「GP-N3R」が懐かしカッコイイ
筆者はアナログレコード現役世代。子どものときに購入した雑誌にはたまにレコードのような「ソノシート」という塩化ビニール製レコードのペラペラの薄い付録が挟まれており、よく聴いたものです。ただそのとき(たぶん幼稚園~小学生低学年ぐらい)には父親のオーディオシステムに触ることは許されておらず、子ども用としてちょっとチープなレコードプレーヤーを買い与えられていました。
当時の写真は残っておらず、今となっては型番などもわからないのですが、赤とベージュを組み合わせたカラーリングだったなぁ、ということはしっかりと覚えています。「……あ、これじゃん?」というわけで借用したのが、アナバスのポータブルレコードプレーヤー「GP-N3R」なのです。
コロムビア製「GP-3R」を現代の技術で完全再現!
アナバス「GP-N3R」は、コロムビア製「GP-3R」をモチーフにしたポータブルレコードプレーヤー。「GP-3R」の製造販売会社の承諾を受けて企画・生産されており、当時のカタログまで忠実に再現しているとのこと。
派手なカラーのポップなデザインは「GP-3R」を踏襲。ただし復刻するにあたって、回路や部品を一新し、カートリッジにはオーディオテクニカ製「AT-3600LA」を採用。音質は「GP-3R」よりグレードアップしていると謳われています。
ポータブルレコードプレーヤーにカテゴライズされる本製品は、電源にACアダプターと、単1型乾電池×6本を使用可能。リビング、キッチン、寝室だけでなく、ピクニックやハイキングなどに持ち出して、レコード演奏を楽しめるわけです。たき火に照らされたレコードがくるくる回転する光景を眺めれば、同じ曲でもさらに美しく、もしくは情熱的に聞こえること間違いなしであります(ただし火の近くや真夏の直射日光下での使用には注意を)。
本体サイズは220×385×80mm、重量は約1.3kg(電池を除く)。プレーヤーとしてのスペックは、33回転、45回転に対応した2スピードプレーヤーで、プラス5%以上の回転スピード調整機構を装備。トーンアームはダイナミックバランス型、モーターはDCモーター、駆動方式はベルトドライブ、ターンテーブルは17cm。そしてスピーカーは定格出力約2W(ドライブユニット:10cm、インピーダンス:8Ω)×1のモノラル仕様です。
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