ユービーアイソフトの「スカル アンド ボーンズ」(PC/PlayStation 5/Xbox Series X|S)は、17世紀にインド洋近海で活動する海賊となり、仲間とともに名(悪名)を挙げて、大海賊になることを目指すアクションRPGだ。
シンプルかつ奥深い操作が特徴の戦闘が楽しめるほか、海賊船のカスタマイズやオンラインでの協力プレイ&対戦、伝説のモンスターとの戦いといった要素も特徴となっている。
加えて、本作はシーズン制となっており、シーズン1「Raging Tides -怒りの潮流-」の配信も開始。シーズンごとにさまざまな海賊王が登場するほか、新たなワールドイベントや懸賞金、ランキング報酬なども実装される。
発売後もさまざまな楽しみが増えて行く本作だが、今回ゲームディレクターのMak Juen Yeow氏にインタビューする機会を得られたでの、本作の魅力や今後のコンテンツなどについて伺った。
海戦の楽しさを重視
リアルと遊びやすさのバランスにこだわった
──よろしくお願いします。長い期間をかけて開発された「スカル アンド ボーンズ」ですが、とくにここにこだわったという点があれば教えてください。
Mak Juen Yeow氏(以下、Yeow氏):私は開発が1年半のところからプロジェクトに入りました。そこで、いったいどのような部分がセールポイントになるかを見極める必要があり、そこで出た結論としては、やはり海戦がどれだけ楽しいかというにこだわりました。
──海戦でいうと、操作はシンプルなんですけど、スピードを出し過ぎるとスタミナが切れたり、逆に遅いと砲弾を撃ち込まれたりと、奥深い部分もあると感じました。この辺りのバランスはどう考えられたのですか?
Yeow氏:開発当初は、どちらかというとどれだけ海戦をリアルにできるかにこだわっていて、物理的な部分や、波や風で船がどう動くかなどのシミュレートを重視していました。しかし、ユーザーテストを重ねていくうちに、海戦が楽しいという方が多く、かつそんなにリアルじゃなくてもいいから海戦に集中したいというリクエストが多かったんです。そこで、リアルと遊びやすさのちょうどいいバランスを模索しながら、開発していきました。
──本作は海賊の物語ですが、王道のカリブ海などではなくインド洋が中心の舞台を選んだのはなぜでしょうか?
Yeow氏:シンガポール周辺や東南アジアの海域、インド洋など、17世紀ごろに海賊行為が活発に行なわれていたというのが理由で、そこからインスパイアーされています。とはいえ、本作はファンタジーな部分もあり、場所や具体的な歴史というよりも、キャラクターやストーリーなどを重視して、マップも制作しています。
──私はまだソロでプレイしていますが、今後マルチプレイもやってみたいと思っています。マルチプレイはどのように楽しんでほしいですか?
Yeow氏:シーモンスターを始め、幽霊船や砦攻略といった、1人では倒すのが難しいコンテンツも結構あります。今後もシーズンごとにチャレンジを登場させますし、ワールドイベントも展開していくので、ぜひ友達やプレイ中に近くにいるプレイヤーたちと楽しんでほしいです。また、バウンティも追加していく予定です。
──シーズン制でさまざまなコンテンツが追加されていくと思うのですが、現段階ではない特徴を持った船の実装などは期待していいのでしょうか?
Yeow氏:はい。今後も新しい船や武器が出てきて、海戦がより楽しめるコンテンツを投入していく予定です。今チームでは、どのようなストーリーやキャラクター、ワールドを出したら、プレイヤーの皆さんが喜んでくれるかを一生懸命考えていますので、期待してください。
──ありがとうございました。
シーズン1がスタートしたばかりのスカル アンド ボーンズ。海戦の楽しさにこだわったという本作をまだ楽しんでいないという人は、この機会に海賊の世界に飛び込んでみてはいかがだろうか。
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